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派手なローンチより、いつもそこにいる人の発信が強い

こんにちは。静観です。

プロダクトローンチという言葉があります。

簡単に言えば、商品を販売する前に見込み客を集めて、教育をして、期待感を高めて、短期間で販売する流れです。

昔の僕は、この仕組みをかなり勉強しました。

そして、たしかに強い方法だと思いました。

人を集める。
期待感を作る。
販売日を決める。
一気に売る。

この流れがうまく決まると、売上は大きく動きます。

実際、プロダクトローンチには独特の力があります。

  • 短期間で売上が立つ
  • 見込み客の熱量を高めやすい
  • 商品の価値を順番に伝えられる
  • 一度作った流れを自動化しやすい
  • 販売者としての専門性も伝わりやすい

だから、学ぶ価値がないとは思いません。

むしろ、コンテンツ販売をするなら、プロダクトローンチの考え方は一度は学んだほうがいいです。

ただ、今の僕はこう思っています。

派手に売ることよりも、売った後にその人がそこにいることのほうが、ずっと大事ではないか。

ここを忘れると、商売はだんだん薄くなっていきます。

ローンチは強い。でも、強すぎるからこわい

プロダクトローンチは、強いです。

だからこそ、使い方を間違えると、かなり危ういものにもなります。

販売前に期待感を高めて、見込み客の気持ちを動かして、販売日には一気に案内する。

この流れだけを見ると、とても合理的です。

でも、人の心を動かす仕組みというのは、いつも両刃です。

相手のために使えば、必要な商品をきちんと届ける流れになります。
自分のお金のためだけに使えば、ただの強い売り込みになります。

ここが難しいところです。

昔のネットビジネスでは、プロダクトローンチが派手に使われていました。

動画が何本も届いて、コメント欄が盛り上がって、販売開始と同時にカウントダウンが始まる。

残り何名。
あと何時間。
今だけの特典。
今回を逃すと手に入らない。

こういう流れですね。

もちろん、すべてが悪いわけではありません。

本当に良い商品を届けるために、ちゃんと順番を作って伝えるなら、むしろ親切な面もあります。

でも、問題はそこではありません。

売った後に、その人がどこにいるのか。

ここなんです。

売って終わりの違和感

昔から、よく聞く言葉があります。

売って終わり。

これは、かなりきつい言葉です。

でも、実際にそう感じる人がいるということは、そこには理由があるのだと思います。

販売前は、あれだけ熱心だった。
何通もメールが来た。
動画も届いた。
理念も語っていた。
人生が変わるようなことも言っていた。

でも、販売が終わったら、急に静かになる。

購入者へのフォローも薄い。
質問しても返事が遅い。
次の企画の案内だけはまた派手に届く。

これだと、やっぱり人は冷めます。

そして、どこかでこう思います。

「ああ、自分はお金だったんだな」と。

これが一番よくない。

商売でお金をいただくのは当たり前です。
僕もコンテンツ販売をしていますし、有料教材も会員サイトもあります。

でも、相手をお金としてだけ見ると、その空気は必ず伝わると思っています。

文章にも出ます。
メールにも出ます。
販売ページにも出ます。
売った後の態度にも出ます。

人間は、そこまで鈍くありません。

本当に大事なのはポストローンチ

プロダクトローンチには、販売後の流れがあります。

ポストローンチです。

言葉だけ見ると、ちょっと難しく感じますが、要するに販売した後のフォローです。

ここが、本当は一番大事なんです。

売る前だけ頑張るのではなく、売った後にどう関わるのか。

購入してくれた人が、きちんと実践できるようにする。
わからないところで止まらないようにする。
次に何をすればいいか見えるようにする。
その人の悩みから、次のコンテンツを作っていく。

これができると、商売はただの販売ではなくなります。

お客さんと一緒に育っていく流れになります。

僕は、ここに商売の面白さがあると思っています。

一回売って終わりではなく、買ってくれた人の反応を見て、自分の考えも深まっていく。

質問をもらう。
悩みを聞く。
自分では気づかなかった視点に出会う。
それをまた記事にする。
教材にする。
メルマガで伝える。
会員サイトの中で深める。

これを繰り返していくと、コンテンツがただの商品ではなくなっていきます。

発信そのものが、資産になっていくんです。

ファネルの後に、本当の商売が始まる

販売の流れを作ることを、ファネルと言ったりします。

無料レポートを渡す。
ステップメールを送る。
販売ページへ案内する。
商品を販売する。

この流れは、とても大事です。

でも、僕の感覚では、ファネルは入口です。

本当の商売は、その後に始まります。

ファネルが終わった後に、メルマガやWordPressで今の自分を伝えていく。
淡々と記事を書く。
読者の悩みに答える。
自分の経験を出す。
新しい気づきを共有する。

ここがないと、どうしても薄くなります。

短期的には売れるかもしれません。
でも、長くは残りません。

逆に、派手なローンチをしなくても、いつもそこにいる人は強いです。

毎日ではなくてもいい。
毎週でもいい。
月に何本でもいい。

でも、そこに行けば、その人がいる。

そんな状態を作っておくこと。

これが、長い目で見たときに強いのです。

いつもそこにいる人の強さ

僕は、昔の記事でこういうことを書いていました。

いつもそこにいくと、その人がいる。という状態を作っておくべき。

これは、今見ても、かなり本人らしい言葉だなと思います。

ちょっと変な言い方かもしれません。

でも、言いたいことは今でも変わりません。

たとえば、おいしいラーメンを食べたいときに、「あそこに行こうか」と思う店があります。

すごく派手な広告を出しているわけではない。
毎回キャンペーンをしているわけでもない。
でも、そこに行けば、いつもの味がある。

それと同じです。

WordPressに行けば、いつも静かに記事がある。
メルマガを読めば、今の考えが届く。
noteを開けば、最近感じたことが書いてある。

そういう状態です。

これは、派手ではありません。

でも、強いです。

読者は、ある日突然、商品を買うわけではありません。

何度も文章を読む。
何度も考え方に触れる。
「あ、この人はこういう人なんだな」と感じる。
少しずつ信頼がたまる。

そして、タイミングが来たときに申し込む。

この流れのほうが、僕には自然に感じます。

発信は、売るためだけのものではない

コンテンツ販売をしていると、どうしても発信を「売るためのもの」と考えがちです。

もちろん、商品導線は大事です。

無料レポートも大事です。
メルマガも大事です。
ステップメールも大事です。
販売ページも大事です。

でも、発信の役割はそれだけではありません。

発信は、その人がそこにいる証拠でもあります。

今も考えている。
今も試している。
今も悩んでいる。
今も書いている。
今も読者に向けて何かを出している。

これが伝わることに、意味があります。

完璧な記事でなくてもいいんです。

少し不器用でもいい。
言葉が少し独特でもいい。
きれいにまとまりすぎていなくてもいい。

むしろ、そこに本人の体温があるなら、そのほうが記憶に残ります。

AIっぽくきれいに整った文章よりも、少し引っかかる本人の言葉のほうが、長く残ることがあります。

商売も同じです。

整いすぎた仕組みより、そこに人がいる仕組みのほうが、長く残る。

僕は、今はそう思っています。

派手な販売より、淡々と続く場所を作る

プロダクトローンチは、短期決戦です。

販売日を決めて、熱量を高めて、締切を作って、一気に売る。

これはこれで、販売の型としては強いです。

でも、ひとり起業家がずっとそれをやり続けるのは、なかなか大変です。

毎回、気合いを入れて企画する。
毎回、動画を作る。
毎回、販売日を盛り上げる。
毎回、締切を作る。

これを続けると、どこかで疲れてしまう人も多いと思います。

だから僕は、もう少し静かなやり方でいいと思っています。

  • WordPressに記事を積み上げる
  • noteで自分の考えを出す
  • メルマガで読者と関係を作る
  • 無料レポートで入口を作る
  • 必要な人に有料教材を案内する
  • 購入後もコンテンツやメールでフォローする

このくらいの流れでいい。

派手ではありません。

でも、地面に根が張っていく感じがあります。

一気に大きな売上を作るというより、少しずつ収入の流れを整えていく。

僕は、今の自分にはこちらのほうが合っています。

信頼は、販売前より販売後に見える

販売前に良いことを言うのは、ある意味では簡単です。

商品の魅力を伝える。
未来を見せる。
悩みに共感する。
必要性を語る。

これは、販売ページやステップメールの中でできます。

でも、本当の信頼は、販売後に見えます。

購入者にどう接するのか。
質問にどう向き合うのか。
教材をどう改善するのか。
不満が出たときにどう受け止めるのか。
その後も発信を続けるのか。

ここに、その人の商売観が出ます。

売る前は丁寧。
売った後は雑。

これでは、長く続きません。

逆に、売った後も変わらずそこにいる人は、だんだん信頼されます。

すぐに大きな結果にはならないかもしれません。

でも、時間が経つほど強くなります。

信頼は、販売前の盛り上げではなく、販売後の姿勢で積み上がる。

ここは、かなり大事だと思います。

ひとり起業家は、いつもの場所を持ったほうがいい

ひとりで商売をしているなら、自分の場所を持ったほうがいいです。

僕の場合は、WordPressとメルマガです。

noteも使いますが、母艦としてはWordPressを整えています。

なぜなら、そこに自分の考えを残していけるからです。

SNSのように流れて終わりではなく、記事として積み上がっていく。
過去に書いたものを直せる。
導線を整えられる。
無料レポートや販売ページにつなげられる。
自分の思想の置き場所になる。

これは、かなり大きいです。

プロダクトローンチのように一気に売る方法もあります。

でも、その土台として、普段から何を発信しているのか。

ここが弱いと、どうしても販売だけが浮いてしまいます。

逆に、普段から記事がある。
考えがある。
体験がある。
読者との接点がある。

そうなると、販売したときにも自然になります。

「ああ、この人が言っているなら見てみよう」

そう思ってもらいやすくなります。

何度も来てもらえる人になる

昔の記事に、こういうニュアンスのことを書いていました。

最近たのしくない。
何か面白いものはないかな。
そうだ、あの人のブログを見に行こう。

そして訪問したら、相変わらず何か書いてある。
ちょうど今の悩みに合う記事がある。

こう思ってもらえたら強い、という話です。

これは、今の僕にもかなりしっくりきます。

売り込みで読者を動かすのではなく、また見に来たくなる場所を作る

ここです。

毎回すごい記事でなくてもいい。
毎回完璧な答えでなくてもいい。

でも、そこに行くと、何か考えるきっかけがある。
ちょっと落ち着く。
自分の商売を見直したくなる。
もう一回やってみようと思える。

こういう場所になれば、発信はかなり強いです。

それは、短期間でドカンと売る力とは違います。

でも、静かに長く残る力です。

まとめ

プロダクトローンチは、強い販売手法です。

見込み客を集めて、教育して、期待感を作って、短期間で販売する。

この流れには、たしかに学ぶべき部分があります。

でも、僕が今いちばん大事だと思うのは、そこではありません。

売った後に、どこにいるのか。

ここです。

販売前だけ熱心で、販売後に消えてしまうと、人は違和感を覚えます。

逆に、売った後も変わらず発信を続け、購入者や読者の悩みを聞き、またコンテンツにしていく人は、少しずつ信頼を積み上げていきます。

派手なローンチより、いつもそこにいる人の発信が強い。

これは、きれいごとではなく、長く商売を続けるための現実的な考え方だと思っています。

一気に売る力も大事です。

でも、それ以上に大事なのは、読者がふと思い出したときに、

あの人のところに行けば、何かあるかもしれない。

と思ってもらえることです。

WordPressでも、noteでも、メルマガでもいい。

自分の場所に、静かに火を灯しておく。

そして、いつ来ても、そこに自分がいる。

ひとり起業家の発信は、それでいいんじゃないかと思います。