こんにちは。静観です。
保険の勧誘を受けると、少し不安になりますよね。
「もし病気になったらどうしますか?」
「入院したら、かなりお金がかかりますよ」
「家族に迷惑をかけたくないですよね」
こう言われると、たしかにそうだなと思ってしまいます。
特に、ひとりで仕事をしている人や、これから起業したい人は、会社員以上に不安を感じやすいと思います。
会社が守ってくれるわけではない。
毎月の売上も、自分で作らないといけない。
体調を崩したら、そのまま収入に影響するかもしれない。
だからこそ、保険の話を聞くと、
「やっぱり入っておいたほうがいいのかな」
と思ってしまうんですよね。
でも、僕はここで一度、立ち止まったほうがいいと思っています。
不安で固定費を増やす前に、まず公的制度を知る。
これは、保険だけの話ではありません。
ひとり起業家にとって、毎月出ていくお金をどう管理するかは、かなり大事な話だからです。
ひとり起業家は、無駄な固定費を増やさないほうがいい
起業すると、売上を増やすことばかり考えがちです。
もちろん、売上は大事です。
でも、それと同じくらい大事なのが、毎月出ていくお金を増やしすぎないことです。
たとえば、月5,000円の保険でも、年間では6万円です。
10年続けば60万円です。
月1万円なら、年間12万円。
10年で120万円です。
もちろん、それが本当に必要な保険ならいいんです。
必要な保障にお金を使うことは、無駄ではありません。
でも、よく分からない不安を埋めるために、毎月の支払いを増やしていくと、ひとり起業家の身動きはどんどん重くなります。
- サーバー代
- メルマガ配信スタンド
- Canvaなどの制作ツール
- AIツール
- 教材費
- 外注費
- 税金
- 社会保険や国民健康保険
こういうものに加えて、さらに保険料が毎月乗ってくる。
ひとつひとつは小さく見えても、積み上がると結構大きいんですよね。
だから、ひとり起業家ほど、こう考えたほうがいいと思っています。
この固定費は、本当に自分の人生と事業を守ってくれるのか。
それとも、不安を一時的に消すための支払いになっていないか。
ここを見たほうがいいです。
保険が必要かどうかの前に、まず制度を知る
民間の医療保険について考えるとき、最初に知っておきたいのが、高額療養費制度です。
高額療養費制度は、医療費の自己負担が重くなりすぎないように、月ごとの自己負担限度額を超えた部分が支給される制度です。厚生労働省の資料でも、70歳未満・年収約370万円〜約770万円の例として、医療費100万円・窓口負担30万円の場合、最終的な自己負担限度額が87,430円になる例が出ています。
これを知っているかどうかで、保険の見え方はかなり変わります。
もちろん、病気や入院が怖くないという話ではありません。
ただ、少なくとも、
- 医療費が何百万もかかったら全部自分で払う
- 入院したらすぐに生活が破綻する
- 民間の医療保険に入っていないと絶対に危ない
というわけではないんです。
ここを知らないと、保険の話を聞いたときに、必要以上に怖くなってしまいます。
そして、不安になったまま契約すると、毎月の固定費が増えます。
ひとり起業家にとって、これはけっこう大きいです。
僕が民間の医療保険を増やさない理由
僕が民間の医療保険を増やさない理由は、すごく単純です。
僕の場合は、公的医療保険と貯金で備えるほうが、自分には合っていると思っているからです。
毎月、民間保険にお金を払い続ける。
その安心感が必要な人もいると思います。
でも僕は、それよりも、
- まず公的制度を知る
- 自分に本当に必要な保障を考える
- 足りない部分は貯金で備える
- 固定費を増やしすぎない
- 不安だけで契約しない
このほうが、自分の性格にも、ひとりで仕事をしていく形にも合っていると感じています。
起業家にとって、手元資金はかなり大事です。
手元にお金があれば、落ち着いて判断できます。
売上が少ない月があっても、すぐに焦らなくて済みます。
必要なときに、教材やツールや外注にお金を使うこともできます。
でも、毎月の固定費が重いと、少し売上が落ちただけで苦しくなります。
だから僕は、保険に限らず、毎月出ていくお金にはわりと慎重です。
もちろん、対象外の費用もある
ただし、ここは大事です。
高額療養費制度があるからといって、入院や治療にかかるすべてのお金が対象になるわけではありません。
厚生労働省の資料では、対象になるのは保険適用される診療に対して患者が支払った自己負担額であり、食費・居住費・差額ベッド代・先進医療にかかる費用などは、高額療養費の支給対象ではないとされています。
なので、公的保険があるから何も備えなくていいという話ではありません。
ここを勘違いすると危ないです。
大事なのは、
民間保険で備えるのか。
貯金で備えるのか。
そもそも、どこまで備えるのか。
ここを自分で決めることです。
僕は、民間保険を全部否定したいわけではありません。
ただ、よく分からない不安のまま、毎月の支払いを増やすのは違うと思っているだけです。
保険の勧誘を断るときの文言
保険の勧誘を受けたときに、いちばん困るのは断り方だと思います。
相手がまったく知らない営業の人なら、まだ断りやすいです。
でも、家族の知り合いだったり、友達経由だったり、昔からのつながりがある人だったりすると、急に断りにくくなるんですよね。
僕も、過去に身内がいろいろな保険を契約していたことがありました。
その整理をするとき、正直かなり面倒でした。
LINEでやり取りしたり、相手にもいろいろ言われたりして、なかなか一言では終わらなかったんです。
ただ、僕の場合は最終的に、
「これ以上、この人との人間関係が続かなくなっても仕方ない」
くらいの気持ちで断りました。
もちろん、ケンカ腰ではありません。
相手にも仕事があるし、生活があります。
だから僕は、
申し訳ありませんが、今回はやめます。
これ以上は契約を続けないことにしました。
という感じで、謝りながら、でもはっきり断りました。
本音を言えば、こちらが悪いことをしているわけではないので、謝る必要はないのかもしれません。
でも、その場を荒立てないために「申し訳ありません」と添えることはあります。
ただし、大事なのは、謝りながらも結論は変えないことです。
「検討します」
「また考えます」
「家族と相談します」
と言うと、相手にまだ可能性があると思われてしまうことがあります。
なので、本当に断るなら、結論ははっきり言ったほうがいいです。
たとえば、やんわり断るなら、こうです。
今は公的医療保険と貯蓄で備える方針にしていますので、民間の医療保険は増やさないことにしています。
もう少し短く言うなら、
今は保険を増やさない方針にしています。
これでもいいと思います。
相手がもう少し強くすすめてくる場合は、
ありがとうございます。
ただ、今は保険を見直す予定がありませんので、今回は加入しません。
これくらいで十分です。
さらに、今入っている保険を解約したい場合は、
申し訳ありませんが、家計と固定費を見直した結果、今回で解約することにしました。
という言い方もできます。
ひとり起業家の場合は、こういう言い方も自然です。
今は事業の固定費をできるだけ増やさない方針にしています。
公的医療保険と貯蓄で備える形にしたいので、今回は見送ります。
家族の友人や知り合いなど、あまり強く言いにくい相手なら、感情ではなく方針として伝えるのがいいと思います。
「嫌だから断る」ではなく、
「今はそういう方針にしている」と伝える。
このほうが、角が立ちにくいです。
たとえば、
いろいろ考えたのですが、今後は公的医療保険と貯蓄で備える方針にしました。
なので、新しい保険には入らないことにします。
これなら、相手を否定せずに断れます。
ポイントは、相手を論破しようとしないことです。
「高額療養費制度があるから不要です」
「民間保険は無駄です」
「その保険は意味がありません」
みたいに言うと、相手も反論したくなります。
そうではなくて、
自分はこういう方針に決めました。
だから今回は入りません。
これでいいと思います。
断る文言をまとめると、こんな感じです。
- 今は保険を増やさない方針にしています。
- 公的医療保険と貯蓄で備えることにしました。
- 事業の固定費を増やさない方針なので、今回は見送ります。
- 家計を見直した結果、今回は解約することにしました。
- 申し訳ありませんが、今回は加入しません。
- 今後も保険を追加する予定はありません。
保険の勧誘は、不安だけでなく、人間関係も絡むことがあります。
だから断るのが苦手な人ほど、先に言葉を用意しておいたほうがいいです。
その場で考えると、どうしても流されます。
相手に悪い気がして、つい「また考えます」と言ってしまうこともあります。
でも、毎月払うのは自分です。
ひとり起業家にとって、固定費はかなり大事です。
必要なものには払えばいい。
でも、必要ないと判断したものまで、人間関係や不安で払い続ける必要はないと思っています。
不安で契約すると、事業のお金も苦しくなる
保険に限らず、人は不安なときにお金を払いやすくなります。
「これがないと危ない」
「今のままだと将来困る」
「何かあったら大変ですよ」
こう言われると、冷静に判断できなくなることがあります。
これは、保険だけではありません。
情報商材でも、投資でも、ビジネス講座でも同じです。
ひとり起業家は、ただでさえ自分で判断することが多いです。
だからこそ、何かを契約するときほど、こう考えたほうがいいと思います。
これは売上を増やすためのお金なのか。
生活と事業を守るためのお金なのか。
それとも、不安を消すためだけの固定費なのか。
ここを分けるだけでも、かなり冷静になれます。
僕は、保険を否定したいわけではありません
最後にもう一度書いておくと、僕は保険そのものを否定したいわけではありません。
人によって、必要な保険は変わります。
たとえば、
- 家族構成
- 収入
- 貯金額
- 持病の有無
- 仕事を休んだときの収入
- 家族を養っているかどうか
- どこまで医療の選択肢を広げたいか
このあたりによって、判断は変わります。
だから、民間保険に入ることで安心できる人もいると思います。
ただ、少なくとも僕は、不安を煽られて固定費を増やす必要はないと思っています。
まず、公的医療保険を知る。
高額療養費制度を知る。
対象外になる費用も知る。
そのうえで、民間保険で備えるのか、貯金で備えるのかを決める。
この順番でいいと思うんです。
ひとり起業家にとって、お金は血液みたいなものです。
売上を増やすことも大事ですが、無駄に流れ出ていくお金を減らすことも同じくらい大事です。
不安で契約する前に、まず仕組みを知る。
そして、自分の事業と生活に本当に必要かを考える。
それだけでも、かなり冷静に判断できると思います。













