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売れるバックエンドは、手法よりストーリーから生まれる

こんにちは。静観です。

コンテンツ販売をしていると、どうしても「何を売ればいいのか」という話になります。

無料レポートを作る。
メルマガを書く。
フロントエンドの商品を作る。
そして、その先にバックエンドを用意する。

この流れは、よく聞く話です。

ただ、ここで多くの人が止まりやすいのは、バックエンドをただの高額商品として考えてしまうところです。

高い商品を作ればバックエンドになる。
深い内容を入れればバックエンドになる。
サポートを付ければバックエンドになる。

たしかに、それも一つの考え方です。

でも、僕はそれだけでは弱いと思っています。

売れるバックエンドを一言で言うなら、やはり、

ストーリーを売る。

ということになります。

これは、きれいな成功物語を作りましょうという話ではありません。
自分を大きく見せましょうという話でもありません。

自分が何を見て、何に悩み、何を試して、どこでつまずき、どうやって少しずつ抜けてきたのか。
その流れそのものが、バックエンドの芯になります。

人は手法だけでは動かない

手法は、今の時代いくらでもあります。

ブログの書き方。
メルマガの書き方。
販売ページの作り方。
ステップメールの組み方。
無料レポートの作り方。
コンテンツ販売の始め方。

探せば、かなり出てきます。

もちろん、手法は大事です。
僕も手法を学んできましたし、今でも必要だと思っています。

ただ、手法だけを並べても、読者の心はなかなか動きません。

なぜなら、同じような方法は、もう世の中にたくさんあるからです。

それでも、ある人の商品は売れて、ある人の商品は売れない。
ある人の発信は読まれて、ある人の発信は流れていく。

その違いは、手法そのものよりも、その人が持っているストーリーにあります。

人は、方法だけではなく、その方法を語る人の背景を見ています。

なぜ、この人はこれを語っているのか。
どんな経験から、この言葉が出ているのか。
この人から聞きたいと思えるものがあるのか。

そこが見えた時に、ただのノウハウが、その人の言葉になります。

比べた瞬間に苦しくなる

人は、誰かと比べると苦しくなります。

同じ時間働いているのに、片方は月15万円。
もう片方は月30万円。
仕事内容も同じ。
労働時間も同じ。
休みも同じ。

それなのに、給料が倍違う。

こういう話は、普通にあります。

この時に、15万円の人が30万円の人と自分を比べ続けると、かなりつらくなります。

「なんで自分だけ」
「同じだけ働いているのに」
「自分には価値がないのか」

そんなふうに感じてしまうかもしれません。

でも、ここで大事なのは、相手をうらやむことではありません。

その苦しさを、自分のストーリーに変えることです。

たとえば、月15万円でも静かに幸せに暮らす方法を、自分なりに考える。
その中で気づいたことを記事にする。
節約の話でもいい。
心の置き方でもいい。
副業への向き合い方でもいい。
小さな楽しみを見つける方法でもいい。

最初は、自分のためのメモのようなものでかまいません。

それを3か月続けたら、90本近い記事になります。
90本あれば、そこにはその人なりの考え方が出ます。

そして、その中に共感する人が出てくるかもしれません。

「自分も同じように感じていた」
「この人の言葉なら読める」
「派手ではないけれど、安心する」

そう思う人が出てきた時、そこにコンテンツ販売の芽が生まれます。

行動した結果が、その人の神話になる

大きな実績だけがストーリーではありません。

むしろ、最初から大きな実績を語ろうとすると、無理が出ます。

大事なのは、今の自分にできることを出すことです。

売れなかったら、それも経験です。
ぽつぽつ売れたら、それも経験です。
思ったより売れたなら、それは求められていたという経験です。

どれも、あとから商品になります。

何もしなかった人には、語れるストーリーが増えません。動いた人には、うまくいっても、いかなくても、必ず何かが残ります。

この残ったものが強いのです。

なぜ売れなかったのか。
なぜ反応が薄かったのか。
なぜ少しだけ売れたのか。
なぜあの言葉に反応があったのか。

それを見直して、また商品にする。
また発信する。
またメルマガに書く。
また販売ページに活かす。

この繰り返しの中で、その人の神話ができます。

神話というと大げさに聞こえるかもしれません。
でも、人が惹かれるのは、完成された理論よりも、悩みながら進んできた道のりだったりします。

面白くないと、続かない

コンテンツは、面白くないと飽きられます。

これは厳しいようですが、本当だと思います。

どれだけ便利な内容でも、どれだけ正しい内容でも、読んでいてつまらなければ、人は離れていきます。

ゲームもそうです。
ドラマもそうです。
漫画もそうです。
最初は盛り上がっても、面白さが続かなければ、あっという間に人は別の場所へ行きます。

今は、楽しいものが多すぎます。

だからこそ、僕らは考え続ける必要があります。

  • どうしたら、もう少し面白くなるのか
  • どうしたら、読者の気持ちが動くのか
  • どうしたら、自分の経験がただの説明で終わらないのか
  • どうしたら、「この人から聞きたい」と思ってもらえるのか

ここを考えずに、手法だけを並べても弱いです。

「バックエンドとはこういうものです」
「高額商品はこう作ります」
「この順番で販売しましょう」

それだけなら、どこにでもあります。

そこに、自分のストーリーを混ぜる。
自分の失敗、自分の感情、自分の視点、自分の変なこだわりを混ぜる。

すると、ただの情報ではなくなります。

手法にストーリーが混ざった時、その商品は少しずつ「その人から買う理由」を持ちはじめます。

ストーリーストックを持つ

では、ストーリーはどうやって作るのか。

これは、なかなか言葉にするのが難しいです。
抽象的ですし、人によって感じ方も違います。

ただ、一つだけ言えるのは、日頃から感情が動いたものをためておくことです。

僕はこれを、ストーリーストックのように考えています。

ドラマを見て泣いた。
漫画を読んで胸が熱くなった。
ゲームの展開で鳥肌が立った。
誰かの言葉に腹が立った。
何気ない日常で、ふっと救われた。

こういう感情の動きを、そのまま流さないことです。

なぜ泣いたのか。
なぜ悔しかったのか。
なぜその一言が残ったのか。
なぜ最後まで見てしまったのか。
なぜ飽きたのか。

ここをメモしておく。

自分用でいいです。
誰かに見せるためでなくてもいいです。

感情が動いた理由を少しずつためておくと、文章を書く時、商品を作る時、販売ページを書く時に使えるようになります。

人の心が動く場所を、自分の中で探せるようになります。

感情を極めることが手法になる

コンテンツ販売では、どうしても正解を探したくなります。

この型で書けば売れる。
この順番で出せば売れる。
この言葉を入れれば反応が取れる。

そういうものを学ぶことは大事です。

でも、最後は感情です。

読者が、何に安心するのか。
何に不安を感じるのか。
何にワクワクするのか。
どこで置いていかれたと感じるのか。
どこで「この人の話をもう少し聞きたい」と思うのか。

そこを見ようとしないまま、手法だけ追いかけても、どこか薄くなります。

感情を極めることが、手法になる。

これは、かなり大事な考え方だと思っています。

売れるバックエンドを作るというのは、ただ高い商品を作ることではありません。
自分の経験と感情を通して、読者が「この先も聞きたい」と思える流れを作ることです。

そのためには、日々の行動を止めないことです。

書く。
出す。
反応を見る。
売れないことも経験にする。
少し売れたことも経験にする。
感情が動いたものをためる。
自分の言葉でまた出す。

これを繰り返しているうちに、自分だけのストーリーができます。

そして、そのストーリーがあるからこそ、バックエンドはただの商品ではなくなります。

手法だけではなく、あなたから聞きたい。
あなたの道のりを知りたい。
あなたの考え方をもう少し深く知りたい。

そう思ってもらえる場所に、バックエンドは生まれます。

だから、焦らなくていいです。

まずは、自分の経験を軽く扱わないこと。
今感じていることを、ちゃんと残しておくこと。
うまくいかない日も、あとから使えるストーリーになると知っておくこと。

そう考えると、今日の発信も少し意味が変わります。

何も起きていないように見える一日にも、あとから商品になる種があるかもしれません。

その種を拾いながら、静かに積み上げていく。

そこに、コンテンツ販売の面白さがあります。

感謝しております。