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引き寄せでコンテンツ販売を実践した僕のAtoBの人生、その結果Bだった

こんにちは。静観です。

昔、コンテンツ販売で年収3000万円くらいになった年がありました。

こう書くと、人によっては、

  • すごいですね
  • うらやましいですね
  • それだけ稼げたなら十分じゃないですか

と思うかもしれません。

もちろん、稼げたこと自体はありがたいことです。

自分で商品を作り、自分で販売し、それでお金をいただける。
これは本当にありがたいことですし、今でも感謝しています。

ただ、その翌年に僕は思いました。

一度大きく稼ぐと、そのあともずっと走り続けないといけなくなる。

これは、実際に経験してみないと、なかなか分かりにくい感覚かもしれません。

去年の売上に対して、翌年に支払いが来る

ひとり起業をしていると、売上が大きくなった年は嬉しいです。

でも、その年に稼いだお金に対して、あとから税金や支払いがやってきます。

つまり、感覚としては、

去年の成績表が、翌年になって請求書として届く。

そんな感じです。

去年は調子が良かった。
でも、翌年も同じように稼げるとは限りません。

売上が落ちることもあります。
流れが変わることもあります。
自分の気持ちが続かなくなることもあります。

それなのに、支払いは去年の稼ぎに対してやってくる。

これが、ひとり起業家にとって、かなり重いのです。

僕も実際に、翌年に思うように稼げなかった時期がありました。

それでも、税金や支払いの時期は来ます。

払うと、手元のお金がほとんど吹き飛ぶような感覚になりました。

市役所で、思わず強い言葉が出た

そのとき、市役所に行って、払えないと相談したことがあります。

でも、その時の対応が、僕にはとても冷たく感じました。

もちろん、職員さんにも仕事があります。
制度の中で対応しているだけだと思います。

でも、当時の僕は余裕がありませんでした。

思わず、かなり強い言葉で訴えてしまいました。

「それは、もう死ねということですか」

そんな気持ちになるくらい、追い詰められていました。

稼いだはずなのに、なぜこんなに苦しいのか。

コンテンツ販売で大きく売上を作れたはずなのに、なぜ安心できないのか。

その時に、少し弱くなった自分がいました。

「もしかしたら、自分はあまり稼ぎすぎないほうがいいのかもしれない」

そう思ってしまったのです。

稼いだのに、なぜ楽にならなかったのか

不思議な話ですが、稼いだからといって、必ず楽になるわけではありません。

むしろ、一度大きく稼いでしまうと、

  • 来年も稼がなければいけない
  • この生活を維持しなければいけない
  • 税金を払うためにも、また売らなければいけない
  • 周りの期待にも応えなければいけない

という感覚になっていきます。

これは、まるで大きな車を買ってしまったようなものです。

最初は嬉しい。
乗り心地もいい。
周りからもすごいと言われる。

でも、その車には維持費がかかります。
保険もかかります。
ガソリン代もかかります。
税金もかかります。

乗り続けるためには、ずっと燃料を入れ続けないといけない。

僕にとって、大きく稼ぎ続ける人生は、そんな感覚に近かったのです。

本当は、そこまで贅沢したかったわけではない

僕は、もともとそんなにお金を使うタイプではありません。

もちろん、昔は自分もお金の使い方が大きくなった部分はあります。
当時の家族も含めて、生活全体のお金の流れが大きくなっていきました。

稼いでいるはずなのに、なぜか残らない。

これは本当に不思議でした。

でも、今思えば、収入が大きくなると、生活の器も勝手に大きくなってしまうのだと思います。

自分では変わっていないつもりでも、周りの期待、家族の使い方、支援するお金、教育費、税金、事業のお金。

いろいろなものが積み重なって、気づけば、

稼いでも、稼いでも、残らない。

そんな状態になっていました。

でも、僕が本当にやりたかったことは、そんなに大きなことではありません。

ゲームができる。
好きな人と静かに暮らせる。
愛猫しーちゃんとゆっくり過ごせる。
自分でご飯を作って、うまいねと言いながら食べられる。
明日はどんな記事を書こうかなと、少しワクワクできる。

本当は、それでよかったのです。

僕は、スシローでも十分幸せになれる人間です

僕は元料理人なので、自分で料理を作るのも好きです。

高いお店に行かなくても、自分で作ればおいしいものは食べられます。

サバ缶とキャベツでペペロンチーノを作る。
業務スーパーで買ったパスタを茹でる。
トライアルで買った食材で、二人分のご飯を作る。

それを一緒に食べて、

「うまいね」

と言えたら、それでけっこう満たされます。

たまにスシローに行って、お寿司を食べて、

「おいしいね」

と言えれば、それでもう十分だったりします。

僕は、そういう暮らしで幸せを感じる人間です。

だから本当は、何千万円も稼ぎ続ける必要はなかったのだと思います。

Aの人生と、Bの人生

僕の中には、今ははっきりと2つの人生があります。

Aの人生は、もっと稼ぐ人生です。

毎年大きく売上を作る。
売上を伸ばす。
税金も払う。
支払いも増える。
生活も大きくなる。
だから、また稼がなくてはいけない。

これはこれで、向いている人がいます。

もっと上に行きたい。
もっと大きくしたい。
もっと勝負したい。

そういう人は、Aの人生が合っているのだと思います。

でも、僕は違いました。

僕は、Aをやり続けられるほど強い人間ではありませんでした。

もちろん、やる時はやってきました。
コンテンツ販売を中心に、10数年で2億円ほどは売ってきました。

でも、途中から分かってきたのです。

僕は、大きく勝ち続けたい人間ではなかった。

僕が望んでいたのは、Bの人生でした。

Bの人生は、静かに暮らせる人生

Bの人生は、身の丈に合った収入を継続的に作る人生です。

毎日、無理に大きく売ろうとしない。
強い煽りで売らない。
人を追い込んで買わせない。
自分の言葉を書き、共感してくれた人が、静かにお金を払ってくれる。

そういう流れを作る人生です。

たとえば、今の僕が望んでいるのは、こういう暮らしです。

  • 朝、少しゆっくり起きる
  • コーヒーを飲む
  • 今日書く記事を考える
  • 1時間か2時間、集中して仕事をする
  • 予約投稿をする
  • 今日の仕事はここまで、と決める
  • そのあとは、本を読んだり、料理をしたり、ゲームをしたりする

これくらいでいいのです。

大きな売上を追いかけるよりも、静かに続く収入の流れを作るほうが、自分には合っていました。

そして今は、年収300万〜400万円くらいでも、十分幸せに暮らせると感じています。

もちろん、これは人によります。

都会で暮らす人。
家族構成が違う人。
教育費がある人。
住宅ローンがある人。
事業に大きなお金がかかる人。

それぞれ必要なお金は違います。

でも、僕の場合は、今の暮らし方なら300万〜400万円くらいでも十分です。

むしろ、それ以上を無理に追いかけて、また心がすり減るくらいなら、今の身の丈に合った暮らしのほうがいい。

本当にそう思っています。

メキシコ漁師の話に、僕は戻ってきた

以前、メキシコ漁師の話をしたことがあります。

ざっくり言うと、メキシコの漁師が、少しだけ働いて、あとは家族と過ごしたり、音楽を楽しんだりして暮らしている。

そこにビジネスマンがやってきて、

「もっと働けば、もっと稼げる」
「もっと稼げば、会社を作れる」
「会社を大きくすれば、最後には自由になれる」

と言う。

でも漁師は、こういうわけです。

「その自由な暮らしなら、もう今やっているよ」

この話を聞いた時、僕は自分のことのように感じました。

昔の僕は、どこかでAの人生を走っていました。

もっと稼ぐ。
もっと売る。
もっと仕組みを作る。
もっと先へ行く。

でも、本当に欲しかったのは、最後に手に入ると言われていた自由ではなく、今ここにある静かな暮らしだったのかもしれません。

関連記事

メキシコ漁師の話については、こちらの記事で詳しく書いています。

稼ぐことが悪いわけではない

ここで勘違いしてほしくないのですが、稼ぐことが悪いと言っているわけではありません。

お金は大事です。

お金があるから、守れるものがあります。
お金があるから、選べることもあります。
お金があるから、誰かを助けられることもあります。

僕も、お金を稼ぐことそのものは良いことだと思っています。

ただ、問題は、

自分の幸せに合わない稼ぎ方を、ずっと続けてしまうこと。

ここだと思うのです。

大きく稼ぐことが幸せな人もいます。

でも、静かに暮らせるくらいで十分な人もいます。

そして、僕は後者でした。

ひとり起業家ほど、自分の器を知ったほうがいい

ひとり起業家は、自由です。

自由だからこそ、どこまでも行けてしまいます。

売上を上げようと思えば、上げる方法はあります。
強い売り方もあります。
広告を回すこともできます。
プロダクトローンチのような大きな仕組みを組むこともできます。

でも、それが本当に自分の望む暮らしなのか。

ここは、一度立ち止まって考えたほうがいいと思います。

僕は長い間、稼ぐことが正解だと思っていました。

でも今は、こちらのほうが大事だと思っています。

  • 自分が安心して眠れる売上
  • 自分が穏やかに続けられる仕事量
  • 自分が感謝しながら受け取れるお金
  • 自分の暮らしを壊さない収入の流れ

法人や税金の細かい話は、税理士さんと相談しながら整える必要があります。

合同会社にすることで、役員報酬を決めたり、税金面を考えたり、ある程度の設計がしやすくなる部分もあります。

ただ、それも結局は、

「どれだけ稼ぐか」

だけではなく、

「どう暮らしたいか」

から考えたほうがいいです。

僕は、Bの人に向けて書いています

僕の記事は、Aの人には少し物足りないかもしれません。

もっと稼げ。
もっと上を目指せ。
もっと仕組み化しろ。
もっと自動化しろ。
もっと拡大しろ。

そういう言葉に燃える人には、僕の発信はゆるく見えると思います。

でも、Bの人には届くと思っています。

静かに暮らしたい。
無理に目立ちたくない。
大きく稼ぐより、安心して続く流れがほしい。
好きな文章を書きながら、共感してくれる人とつながりたい。
自分の暮らしを壊さない範囲で、収入の流れを作りたい。

そういう人には、僕の話は合うと思います。

僕は、そういう人に向けて書いています。

今の現実のほうが、僕には合っている

昔の僕は、たくさん稼いでいました。

でも、ずっと走り続けないといけない感覚がありました。

今の僕は、そこまで大きく稼いでいるわけではありません。

でも、自分の言葉を書いています。
好きな生活を整えています。
ご飯を作っています。
しーちゃんと過ごしています。
彼女と、今日の夜ご飯を考えています。
明日はどんな記事を書こうかなと考えています。

僕にとっては、今のほうが幸せです。

これは、負け惜しみではありません。

本当にそう思っています。

一度、大きく稼いだからこそ分かったのです。

僕が本当に欲しかったのは、大きな売上ではなく、静かに安心して暮らせる毎日だった。

そして、それは今、少しずつ形になっています。

引き寄せとは、自分の本音に戻ることかもしれない

引き寄せの法則には、いろいろな考え方があります。

願えば叶う。
波動を整える。
感謝する。
すでにあるものを見る。

いろいろな言い方があります。

でも、僕が自分の人生を通して感じているのは、

引き寄せとは、自分の本音に戻っていくことなのかもしれない。

ということです。

僕は、Aの人生も経験しました。

大きく稼ぐ人生。
税金に追われる人生。
家族のために稼ぎ続ける人生。
自分の器以上に走り続ける人生。

それも、当時の僕には必要だったのだと思います。

でも今は、Bの人生に戻ってきました。

少し働き、静かに暮らし、好きな人とご飯を食べ、愛猫と過ごし、文章を書く。

この暮らしを、僕は引き寄せたのだと思っています。

もし、あなたもどこかで、

「本当は、そこまで大きくなりたいわけじゃない」
「静かに暮らせるくらいでいい」
「でも、収入の流れは自分で作りたい」

と思っているなら、僕の発信は合うかもしれません。

引き寄せについては、こちらでも書いています。

静かに、自分の身の丈を知る。
そのうえで、必要な収入の流れを作る。
そして、感謝しながら暮らす。

僕は、これからもその道を歩いていこうと思います。

感謝。