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フロントエンドは、クスっと笑ってしまうくらいのオファーにする

こんにちは。静観です。

今回は、フロントエンド商品のオファーについて書いてみます。

フロントエンドは、見込み客とこちら側が、これから関係を作っていくための最初の商品です。
無料で読んでくれていた人が、初めてお金を払ってくれる場所でもあります。

だから、このフロントエンドを軽く考えないほうがいいです。

ただ安くすればいい。
とりあえず何か売ればいい。
低価格だから内容は軽くてもいい。

そういう考え方で作ると、次につながりにくくなります。

フロントエンドは、売上を作るためだけの商品ではありません。
読者にとっては、

この人から買っても大丈夫なのか。

を確かめる場所です。

だからこそ、思わずクスっと笑ってしまうくらい、いい意味で「やりすぎだろ」と感じるオファーにしたほうがいいと思っています。

クスっと笑ってしまうUSPを考える

USPという言葉があります。

簡単に言えば、独自性です。
他にはない特徴や、読者が「それなら欲しい」と思える理由のことです。

フロントエンドでは、このUSPがとても大事になります。

ただ、独自性といっても、奇抜なことをすればいいわけではありません。
無理に変な名前をつけたり、派手なことを言ったりする必要もありません。

大事なのは、読者が見た時に、

「え、そこまでやるの?」
「これ、ちょっとおかしいくらい親切だな」
「本当にこの価格でいいの?」

と感じることです。

このクスっと笑う感覚は、かなり大事です。

お笑いのように笑わせるという意味ではありません。
オファーが強くて、思わず画面の前で少し笑ってしまうような感じです。

強いオファーは、読者に押しつけるものではなく、読者が断る理由を静かに減らしていくものです。

たとえば、断食道場を例にするとわかりやすいです。

3日間の断食道場が2万円だったとします。
ただ「3日間断食できます」だけなら、よくある話です。

でも、そこにこんな内容が付いていたらどうでしょうか。

  • 3日間、生活と食事を直接見てもらえる
  • 終わったあとに自然食の野菜を持ち帰れる
  • 断食後の食事方法の教材がもらえる
  • 家で続けるための食事リストがもらえる
  • 30日間のフォローメールが届く
  • どうしても合わなければ相談できる窓口がある

こうなると、ただの断食道場ではなくなります。

「ここまで用意してくれるなら、ちょっと行ってみたいかも」

と思う人が出てきます。

昔の表現で言えば、「やりすぎだろこれ(笑)」という感じです。

もちろん、無理に赤字にしたり、自分が苦しくなるほど特典を付けたりする必要はありません。
でも、読者が初めてお金を払う場所だからこそ、安心できる理由をしっかり用意する。

これがフロントエンドのオファーでは大事です。

行動して結果が出ると、信頼が生まれる

フロントエンドの役割は、買ってもらうことだけではありません。

買った人に、少しでも行動してもらうこと。
そして、小さくても結果や変化を感じてもらうこと。

ここが大事です。

たとえば、断食なら、3日間きちんと取り組めば体に変化が出やすいです。
だから、体験した人は覚えています。

「あの3日間で、自分は少し変わった」
「この人の言うことをやってみたら、たしかに変化があった」
「また何か学ぶなら、この人から聞いてみたい」

こういう感覚が残ります。

コンテンツ販売も同じです。

フロントエンドを買った人が、読んで終わりではなく、何かひとつでも動けるようにする。
小さな結果を感じられるようにする。

たとえば、

  • 自分の商品テーマが1つ決まる
  • メルマガの1通目が書ける
  • 記事末の導線文が作れる
  • 無料レポートのタイトルが決まる
  • 販売ページの骨組みができる

これくらいでもいいのです。

大きな成功を約束する必要はありません。
でも、買った人が「少し進んだ」と感じられるようにする。

フロントエンドは、知識を渡す場所ではなく、最初の行動を作る場所です。

ここを意識すると、商品の作り方が変わります。

圧倒的な保証は、不安を減らすためにある

フロントエンドでは、保証も大事です。

保証というと、返金保証を思い浮かべる人が多いと思います。

30日間返金保証。
内容に満足できなければ返金。
理由を問わず返金。

こういう保証は、読者の不安を減らす役割があります。

ただ、保証も使い方を間違えると、強い売り込みの道具のようになります。

僕は、保証は読者を無理に動かすためではなく、初めて買う不安を減らすために使うものだと思っています。

ネットで商品を買う時、読者にはいろいろな不安があります。

「内容が薄かったらどうしよう」
「自分には難しすぎたらどうしよう」
「買ったあとに後悔したらどうしよう」
「この人の空気感が合わなかったらどうしよう」

その不安を、少しでも軽くしてあげる。

これが保証の役割です。

保証は、売る側の自信を見せるためだけではなく、買う側の不安をやわらげるためにある。

ここを忘れないほうがいいです。

ストーリーのある保証は強い

保証には、ストーリーを入れることもできます。

ただ「返金します」と書くだけではなく、なぜ保証を付けるのかを書くのです。

たとえば、昔の自分が何度も教材を買って失敗した。
何を信じていいかわからなかった。
だから、自分の商品では、同じような不安を持つ人に安心してほしい。

こういう背景があると、保証がただの条件ではなくなります。

筋トレの商品でも同じです。

昔、どれだけやっても筋肉がつかなかった。
ジムに行っても続かなかった。
ノウハウを買っても結果が出なかった。
その悔しさがあるから、同じように悩んでいる人には、できるだけ安心して試してほしい。

このように書くと、保証に感情が入ります。

怒りでもいい。
喜びでもいい。
悲しみでもいい。
楽しさでもいい。

人の喜怒哀楽と結びついた保証は、読者に伝わりやすくなります。

もちろん、大げさにする必要はありません。
嘘もいりません。

自分が本当に感じてきたことを、そのまま理由にするだけでいいのです。

「自分も不安だったから、同じ不安を持つ人にはこうしておきたい」

これだけでも、十分に伝わります。

特典は、数よりも流れで考える

フロントエンドでは、特典もオファーの一部になります。

特典があると、読者はお得に感じます。
それはたしかです。

ただ、特典をただ増やせばいいわけではありません。

昔は、特典を20個つけるような売り方もよくありました。
数が多いと、たしかに迫力はあります。

でも、今の読者は少し違います。

あまりにも特典が多いと、逆に疲れる人もいます。
「こんなに見られない」
「結局、何から始めればいいのかわからない」
「メインの商品より特典のほうが多くて混乱する」

こう感じる人もいます。

だから、今のフロントエンドでは、特典の数だけで押すよりも、流れで考えたほうがいいです。

  • メイン教材を理解しやすくする特典
  • 実践しやすくするテンプレート
  • つまずきやすい部分を補うチェックリスト
  • 購入後に最初の一歩を作るワーク
  • 継続しやすくする短いメール講座

こういう特典は、読者にとって使いやすいです。

メイン商品と関係のない特典を大量につけるより、メイン商品をより使いやすくする特典を少し丁寧に付けるほうが、信頼につながります。

特典は、山盛りにして驚かせるためではなく、買った人が迷わず進めるようにするためにある。

この考え方のほうが、今の静かな売り方には合っています。

フロントエンドは、少しやりすぎなくらいでいい

フロントエンドは、見込み客が顧客になる最初の商品です。

ここで「買ってよかった」と思ってもらえると、その先が自然になります。

次の商品を案内しても、読者は警戒だけでは見ません。
「前の商品がよかったから、今度も見てみようかな」と思ってくれます。

逆に、フロントエンドでがっかりされると、その先はかなり難しくなります。

だから、フロントエンドは少しやりすぎなくらいでいいです。

価格以上の内容にする。
初めての人が迷わないようにする。
保証で不安を減らす。
特典で実践しやすくする。
小さな結果が出るようにする。

こういう部分を丁寧に作る。

ただし、やりすぎると言っても、自分をすり減らす必要はありません。
何でも無料で付ける必要もありません。
無理なサポートを約束する必要もありません。

長く続けられる範囲で、読者がクスっと笑ってしまうくらいの親切さを入れる。

これがいいと思っています。

フロントエンドは、強く売り込むための商品ではなく、静かに信頼を作るための商品です。

その信頼があるから、バックエンドも会員サイトも自然につながっていきます。

断れないオファーより、断る理由が減るオファー

昔は「断れないオファー」という言い方をよくしていました。

たしかに、マーケティングの言葉としてはわかりやすいです。

でも、今の僕は少し違う見方をしています。

断れないようにするというより、断る理由が自然に減っていくオファーにする。
そのほうが、今の自分にはしっくりきます。

読者に無理やり迫るのではなく、読者の不安をひとつずつ減らしていく。

高すぎる不安。
内容がわからない不安。
難しそうな不安。
続けられない不安。
買ったあとに放置される不安。
自分に合わないかもしれない不安。

こういう不安を、商品内容、保証、特典、説明、購入後の流れで静かに減らしていく。

それができると、読者は自分の意思で進みやすくなります。

フロントエンドは、そのための入口です。

最初の商品だからこそ、丁寧に作る。
低価格だからこそ、期待を少し超える。
買いやすい価格だからこそ、内容で信頼を積む。

この積み重ねが、その後の関係を作ってくれます。

無理に大きく見せなくていいです。
強い言葉で煽らなくてもいいです。
ただ、買ってくれた人が「これはよかった」と思えるものを、静かに用意しておく。

そういうフロントエンドがあると、コンテンツ販売はかなりやりやすくなります。

クスっと笑ってしまうくらいのオファー。
でも、押しつけではなく、安心のためのオファー。

この感覚を大事にしていきたいですね。

感謝しております。