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数字で正解を選ぶほど、自分の感覚は鈍っていく

こんにちは。静観です。

売れている人を見ると、その人が正解のように見えることがあります。

フォロワーが多い人。
スキの数が多い人。
月に大きな売上を出している人。
インフルエンサーのように、多くの人から見られている人。

そういう人を見ると、つい、

「この人が言っていることが正しいのだろう」
「自分もこの人のようにやらないといけないのだろう」
「この人を真似すれば、うまくいくのだろう」

と思ってしまうことがあります。

でも、僕はここに、少し危うさを感じています。

売れている人が、あなたの正解とは限らない。

もちろん、売れている人が悪いわけではありません。
フォロワーが多い人が間違っているわけでもありません。
人気がある人には、人気が出るだけの理由があると思います。

ただ、その人が売れているからといって、
その人を自分の人生の正解にしてしまうと、少しずつ自分の感覚が鈍っていきます。

ここが、僕は大事だと思っています。

自分の感覚を置き去りにしていないか

本当は、もっと単純でいいと思うのです。

「あ、この人なんかいいな」
「この人の文章、なんとなく好きだな」
「この人の空気は落ち着くな」
「フォロワーは多くないけど、なぜかまた読みたいな」

そう感じたなら、その感覚を大事にしていい。

その人が有名だからではありません。
その人が大きく売れているからでもありません。
その人のスキの数が多いからでもありません。

自分の中で、何かが静かに反応した。

そこを見ていいと思うのです。

感覚というのは、本当の自分に近いところから出てくるものだと思っています。

頭で考えれば、数字が多い人を正解にしたくなります。
フォロワーが多い人を見れば、信頼できそうに見えます。
売上が大きい人を見れば、その人が上にいるように見えます。

でも、本当に大事なのは、そこではありません。

自分がどう感じたか。
自分の心が、どこに反応したか。
自分が、なんとなく好きだと思ったか。

ここを無視してしまうと、自分の世界は作れなくなります。

数字で人を見るほど、自分が消えていく

フォロワーが多いから正しい。
売れているから正しい。
スキが多いから価値がある。
みんなが見ているから、自分も見る。
みんなが褒めているから、自分もそう思う。

こういう見方を続けていると、自分の感覚がだんだん消えていきます。

これは、かなり怖いことです。

自分では選んでいるつもりでも、実際には数字に選ばされている。
自分で判断しているつもりでも、実際には世間の反応に流されている。

そうなると、自分の人生を生きているようで、
誰かが作った線路の上を歩いているだけになります。

自分の感覚が消えると、自分の世界を作れなくなる。

僕はここを、かなり大事に考えています。

発信でも同じです。

数字が取れるから書く。
反応があるから寄せる。
みんながやっているから真似る。
売れている人がそうしているから、自分もそうする。

それが全部悪いとは思いません。

でも、そこに自分の感覚が残っていないなら、
だんだん自分の発信ではなくなっていきます。

みんなが選んでいるものを正解にしやすい

僕たちは、気づかないうちに、
「みんなが選んでいるもの」を正解だと思いやすいところがあります。

みんながやっているから。
みんなが選んでいるから。
みんなが支持しているから。
みんながその道を歩いているから。

だから、自分もその道を歩かないといけない気がしてしまう。

悪く言えば、これは同調圧力になってしまうのだと思います。

もちろん、人と合わせることが全部悪いとは思いません。
社会で生きる以上、ある程度は必要な場面もあります。

でも、自分の人生の中心まで、みんなに合わせる必要はありません。

  • みんながSNSで目立っているから、自分も目立たないといけない
  • みんなが顔出ししているから、自分も顔を出さないといけない
  • みんなが強く売っているから、自分も強く売らないといけない
  • みんながフォロワーを増やしているから、自分もそこを目指さないといけない

そんなことはありません。

みんなが歩いている道を、自分も歩かなくていい。

これは、発信でも、仕事でも、生き方でも同じです。

自分には、自分の感覚があります。
そこを捨ててまで、誰かの正解に乗らなくていいのです。

気づかないまま、誰かの世界を生きている

以前、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの話を聞いていて、印象に残ったことがあります。

人は、本当はもっと自分の世界を作れる。
でも、そこに気づかないまま生きている人が多い。

僕はその話を、社会の仕組みの話としてだけではなく、
自分の人生の話として受け取りました。

人は、自分で選んでいるつもりでも、
実は誰かが作った正解を、自分の正解だと思い込んでいることがあります。

学校の正解。
会社の正解。
世間の正解。
SNSの正解。
売れている人の正解。
フォロワーが多い人の正解。

それを自分の正解だと思い込んでしまう。

でも、本当は違うのだと思います。

自分の世界は、本当は自分で作れる。

そこに気づいた人から、線路を外れていけるのだと思います。

僕は料理の仕事が嫌いだったわけではない

僕は昔、料理人をしていました。

そのとき、料理の仕事そのものは好きでした。

毎日のメニューを考えること。
メインに合う小鉢を考えること。
食材を発注すること。
下ごしらえをすること。
料理を作って、お客さんに出すこと。

そういう作業は、かなり好きでした。

自分で考えて、準備して、形にして、人に出す。
これは、今のコンテンツ販売にも近いところがあります。

だから僕は、働くことが嫌いだったわけではありません。
料理が嫌いだったわけでもありません。
何かを作ることが嫌だったわけでもありません。

僕が本当に苦しかったのは、人間関係でした。

料理とは関係のない空気。
余計なおしゃべり。
仕事以外のことで気を使うこと。
職場の中で、空気を読んで合わせなければいけないこと。

僕には、それが本当に合いませんでした。

お客さんは、うまいものを食べに来ている。
それなら、こちらはうまいものを作ればいい。

僕はそう思っていました。

でも、現実の職場では、料理だけをしていればいいわけではありませんでした。
人間関係があり、空気があり、上下関係があり、
料理とは関係のないところで消耗することがありました。

僕には、それが苦しかったのです。

かっこよく起業したわけではない

だから僕は、かっこよく起業したわけではありません。

「自由なライフスタイルを手に入れたい」
「社長になって成功したい」
「大きな夢を叶えたい」

そんなきれいな理由だけではありません。

もっと正直に言えば、
社会の決まった線路にうまく乗れなかったのです。

決まった時間に行く。
決まった場所にいる。
決まった空気に合わせる。
人に合わせる。
職場の人間関係に合わせる。

それが苦しかった。

義務教育の決まった時間も、僕には苦しかったです。
決まった時間に行き、決まった場所に座り、決まったことをする。

人によっては普通のことかもしれません。
でも僕にとっては、どこか牢獄のように感じることがありました。

だから、結果的に自分の道を作るしかなかった。

最初から立派な理念があったわけではありません。
お金を稼ぐ必要もありました。
ひとりでやるしかないという感覚もありました。

でも、その道を通ってきた今だから分かります。

僕は成功者になりたくて起業したのではなく、自分の世界を作るしかなかった。

これは今になると、かなり大きな意味を持っています。

自分が合わない世界に、ずっと自分を合わせ続けなくてもいい。
自分の感覚を殺して、誰かの線路の上を歩き続けなくてもいい。

気づいた人から、静かに外れていいのです。

フォロワーが少なくても、見ている人はいる

noteやブログをやっていると、数字が気になることがあります。

スキが少ない。
フォロワーが増えない。
コメントが来ない。
売れている人と比べてしまう。

これは普通にあると思います。

でも、数字だけで自分の発信を間違いだと思わなくていいです。

僕自身も、数字が多いからという理由で人を見ているわけではありません。

「なんかこの人いいな」
「この人の文章、また読みたいな」
「この人の感覚は、自分に近いな」
「この人の静かな感じは、なんとなく落ち着くな」

そう思った人を見ています。

フォロワーが少なくても、スキが少なくても、
いいなと思う人は普通にいます。

だから、自分が発信する側になったときも、同じように考えていい。

今は反応が少なくても、見てくれている人はいます。
表に出てこないだけで、読んでいる人はいます。
スキを押さなくても、心の中で何かを受け取ってくれている人はいます。

静かな発信は、派手な反応がすぐに出ないことがあります。

でも、それでいいのです。

静かな発信には、静かな人が集まります。

僕はそう思っています。

売ることしか考えていない空気から離れてもいい

僕は最近、自分の感覚に合わないものから少し距離を置くようにしています。

売ることしか考えていないように見える発信。
本当に読んでいるのか分からないスキ。
商品を買ってほしいだけに見えるコメント。
数字を増やすためだけの動き。
ツールで動いているように見える反応。

そういうものを見ると、やっぱり疲れます。

もちろん、それをやっている人を否定したいわけではありません。
その人には、その人のやり方があります。

でも、僕はそこにいたくない。

僕は、自分がなんかいいなと思った人を見たい。
自分の感覚で、好きだと思った人をフォローしたい。
数字ではなく、空気で見たい。

それでいいと思っています。

そして、読んでくれている人にもそうしてほしい。

フォロワーが多いから信じるのではなく、
売れているから正解にするのではなく、
自分の感覚で「この人いいな」と思える人を見ればいい。

そのほうが、自分の世界は濁りません。

自分の世界を作るというのは、大きな夢を語ることではありません。
まず、自分の中に入れるものを、自分の感覚で選ぶことなのだと思います。

好きなことを続けると、そこに明かりが灯る

自分が本当に面白いと思うことを続けていると、
そこに明かりが灯ると思っています。

これは比喩ですが、かなり大事な感覚です。

虫だって、明かりがあるところに寄ってきます。
人も同じように、自分に近い温度の場所へ寄ってくるのだと思います。

自分が好きなことを、静かに続ける。
自分が面白いと思うことを、淡々と出していく。
自分の感覚をごまかさずに、発信に乗せていく。

そうしていると、発信に温度が出ます。
言葉に力が出ます。
その人だけの空気が出ます。

スピリチュアルな言い方をすれば、振動数が上がるのかもしれません。
現実的な言い方をすれば、発信の一貫性や熱量が伝わるということです。

どちらにしても、やることは同じです。

自分が本当に好きなことを、静かに続ける。

これだけです。

そこに明かりが灯れば、
その明かりに気づいた人が、少しずつ寄ってきます。

すぐに大きな数字になるとは限りません。
すぐに売上になるとも限りません。
すぐにフォロワーが増えるとも限りません。

でも、確かに光は灯ります。

そして、その光に近い人が、少しずつ見つけてくれるのです。

コンテンツ販売は怪しく見られることもある

もちろん、何を発信するかによって、反応の出方は変わります。

たとえば僕のように、コンテンツ販売やネットビジネスのことを書いていると、
どうしても怪しく見られることがあります。

「どうせ売り込みでしょ」
「詐欺っぽい」
「コンテンツ販売って怪しい」

そう思う人もいると思います。

だから、スキがつきにくいこともあるでしょう。
一般的な日記やエッセイより、反応が鈍いこともあると思います。

でも、それでも僕は、自分がこれだと思うことを書いています。

なぜなら、自分が通ってきた道だからです。
自分が生きてきた現実だからです。
そして、この道を必要としている人が、必ずいると思っているからです。

みんなに好かれなくてもいい。
みんなに分かってもらえなくてもいい。

自分の感覚に合う人が、少しずつ見つけてくれればいい。

そのくらいの感覚で、静かに続けていけばいいのだと思います。

誰かの線路に乗らなくていい

売れている人には、売れている人の道があります。
フォロワーが多い人には、フォロワーが多くなるような道があります。
インフルエンサーには、インフルエンサーの世界があります。

でも、それが自分の正解とは限りません。

自分は自分の世界を作っていい。

  • 顔を出さなくてもいい
  • 群れなくてもいい
  • 強く売り込まなくてもいい
  • 数字を追いかけ続けなくてもいい
  • 自分の感覚を信じて、好きなことを続けてもいい

これは逃げではありません。

自分の感覚を取り戻すことです。

誰かの線路を歩き続けていると、自分の世界は見えません。
でも、自分の感覚を信じ始めると、少しずつ自分の世界が見えてきます。

気づいた人から、誰かの線路を静かに外れていい。

僕はそう思っています。

最後に、メキシコの漁師の話を思い出す

この話を考えるとき、僕はメキシコの漁師の話を思い出します。

たくさん稼ぐこと。
会社を大きくすること。
有名になること。
もっと成功すること。

それを追いかけた先に、本当は何が欲しかったのか。

結局、自分の好きな時間に起きて、好きなことをして、大切な人と過ごし、感謝しながら暮らすことだったのではないか。

そう考えると、僕たちは最初から、もっと自分の感覚を信じていいのだと思います。

メキシコの漁師の話については、こちらの記事でも書いています。

売れている人を否定しなくていい。
フォロワーが多い人を嫌わなくていい。
人気がある人を敵にしなくていい。

ただ、その人を自分の正解にしなくていい。

自分の感覚を信じる。
自分が好きだと思うものを見る。
自分が面白いと思うことを続ける。
そこに小さな明かりを灯す。

その明かりに気づいた人が、少しずつ寄ってきます。

だから、今はまだ反応が少なくても、焦らなくていい。
フォロワーが少なくても、自分を責めなくていい。
スキが少なくても、自分の感覚を消さなくていい。

あなたは、あなたの世界を作っていい。

感謝。