メールマーケティング・キャンペーンの中心にあるのは、「顧客に焦点を当てる」というキーエレメントです。メールマーケティングを使って、あなたのビジネスを多くの人に知らしめようとする時、何よりも大切なのは「正しいメッセージを正しいターゲットへ送る」ことです。
ソーシャルメディアの台頭で、多くのマーケターはメールマーケティングはもう古い、時代遅れだと見なしています。このような見方に反して、実際にはメールマーケティングは結果を出しているのです。
でもメールマーケティングがビジネスを助けるためには、正しく実装され、使用されなければなりません。ここで、この先12ヶ月間のメールマーケティングの方向性を再定義すると思われる、5つのトレンドをご紹介しましょう。
1.よくターゲット化されたメールがリードする
お気に入りのブランドサイトを訪れる人は、そのブランド企業と繋がりたいと思っています。しかし企業は日々拡大するユーザーベースを扱っているので、すべてのファンとコンタクトをとることは困難です。時間の制約上、顧客サービスチームが、数千のメールのやり取りを処理することはほぼ不可能だと言えます。それを緩和するために、多くの企業はすでに自動化された電子メールの使用を開始しています。
この技術は現在、驚くほど進歩しています。顧客サービス担当者は、同じ問題や質問を持つ複数の顧客向けに、同じように〝個人的な″メッセージを作成することができるようになっています。適応行動ソフトウェア(https://en.wikipedia.org/wiki/Automated_Message_Handling_System)を使用した、自動化されたメッセージシステムは、必要で役立つメールだけを送り出してくれます。
2.メールテンプレートの無限のコントロール
2016年のメールマーケティングは、「モジュラーテンプレート・デザイン」に支配されています。モジュラーテンプレート・デザインとは、修正したり、要求に見合うように再配置することができる、子供たちが組み立てるレゴによく似ています。
モジュラーテンプレート・デザインの主な目的は、開発者がゼロから始めることなしに、デザインをすぐ編集できるようにすることです。モジュラーテンプレート・デザインは、電子メールの品質だけでなく、一貫性も向上させます。
電子メールの自動化については多くが語られていますので、この先ますます多くのマーケティング担当者が、編集可能な電子メールオプションを利用し始めると予想されます。基本的には、1つのメールテンプレートが複数のバージョンを持つようになり、使用者はゼロから始めることなく、様々な方法でそれらを編集使用することができるようになるのです。
3.クレイジーなパーソナル化
自動化とパーソナル化で、メールマーケティングはこの先、いくつかの重要な変化を経ていくことでしょう。現在多くのビジネスがすでに、カートの放棄やウェルカムメッセージなど、低スケールの自動化システムを導入しています。
マーケティング担当者は今日、マーケティングキャンペーンのためのパーソナル化の重要性を十分理解しています。パーソナル化は、もはや顧客データの使用に限られたことではありません。企業と顧客間の「人間の相互作用」のレベルまで含まれるようになっているのです。
電子メールのパーソナル化は、顧客をより効率的にターゲット化することができ、その方法はたくさんあります。ビジネスのランディングページを、パーソナル化された電子メールに接続することもできます。そこからパーソナライズされたコンテンツに起因する会話を始めることができるのです。
4.HTMLメールの衰退
マーケティング専門家は、メールマーケティングを、信じられないほど強力なチャネルであると見なしています。過去20年間、メールマーケティングは大きな変遷を経てきました。今では、モバイルおよびデスクトップ全体へのマルチメディアコンテンツの普及が主流になっています。
2016年にはHTMLメールが消滅しました。電子メールのデザインは今や、かつてないほどシンプルになっています。マーケティング担当者は、人目を惹くメールマーケティング・キャンペーンのために、長いコーディングをしなくて済むようになりました。これらの技術は、電子メールのデザインの知覚方法をまさに再定義しています。現在の電子メールは、最先端のデザインやフリップスクリーンを、サイズやメールを開封するデバイスにかかわらす持てるようになっています。
5. インタラクティブメールの台頭
ユーザとの対話は、古典的なGIFを越えています。メール内のユーザとの対話の強化が、クリック率やビジネスコンバージョン、トラフィックを確実に高めていきます。
アニメーションや、降り注ぐ雪や雨などの画像のロールオーバーは、メール受信者にも簡単に止めることができます。これらは電子メールの全般的な体験をより面白く、インタラクティブにして、ユーザに長く続く印象を残します。このような高度なメール機能の内容と、コントロールオプションの追加が、単純なキャンペーンを人気のある、非常にエキサイティングな経験に変えるのです。
結論
メールマーケティング業界は現在、本当に速いペースで進化しています。今後の12ヶ月間には、メールマーケティングのトレンドの驚くような実体化が見られ、それがすばやく従来のマーケティングキャンペーンにも実装されることでしょう。それがコンバージョン率を高め、より多くの顧客と結びつき、サイト訪問者を購入顧客に変えていくのです。
Originally posted on 2016年10月25日 @ 12:49 PM