5.リード・スコアリングが、より多くのマーケティング担当者に受け入れられる
あなたの販売チームが、見込み客の質に満足していない場合には、メールプログラムにリード・スコアリング(Lead Scoring)を盛り込むべきでしょう。
リード・スコアリングとは、個々の見込み客が持つ将来的な「価値」を予測して、それに順位をつけることです。
この順位付けは、デモグラフィックデータや
BANT条件
(営業案件を、Budget<予算>、Authority<決裁権>、Needs<必要性>、Timeframe<導入時期>の4条件にフォーカスする手法)と、
マーケティングやセールスキャンペーンに対する見込み客の行動解析とを組み合わせて行います。
ビジネスに採用すべきモデルは、ビジネスの種類にもよりますが、今ではより多くの企業が機械学習や人工頭脳を組み込んだ、自動的な順位付けを導入しつつあります。
データ、見込み客の性質、彼らの行動と第三パーティのトレンドが、顧客を区分けして、どのくらいの頻度でどのコンテンツを送るべきかを自動で判断するのです。
見込み客の79%は、最終的にセールスにつながらないと言われています。
それは手入れを怠っているからです。リード・スコアリングをしている企業は、しない企業と比べて、見込み客の投資対効果が77%上がっているそうです。
予測知能は、自動化されたマーケティングの最上層です。それは適切なタイミングで適切な人に、適切なコンテンツを送り出す助けをします。
6.メールコンテンツは、より短くなる
読むことの減少は、世界的なトレンドです。私たちはより短い言葉で、より多くのことをしなければならなくなっています。
「短く、人の注意を惹くタイトル」と、「行動を起こさせずにはいられなくなるようなコンテンツ」を書くことが、このトレンドに遅れないために必要です。
メールを読むのに今一番使われているデバイスであるモバイルには、タイトル部分に挿入できる文字は(英字で)27-41字しかありません。
顧客がどんなデバイスを使っていて、あなたのビジネスタイトルがそこに効果的に表示されているかどうかに、いつも気を配ることが必要です。
メールの長さが(英語で)50-125語だと、返答率は50%。非常に短い3-4語のタイトルの時にも返答率は48%と高くなっています。これは、ほかの言語にも言えることでしょう。
7.機械が読者とコンテンツを結びつける
適切な基準に基づいて作られた区分けは、より的を得たコンテンツの提供に役立ちます。自分と関連性の浅いコンテンツが送られてくることに不満を感じる人は、オンライン消費者の7割以上と言われます。
機械が自動で区分けする時、そこへ送られるコンテンツも自動で作られます。こうして現在では、以前よりも多くのコンテンツが作り出されています。
異なったチャンネルからの自動データフィードを使うアルゴリズムが、あなたのCRM(顧客管理)に単一の顧客ビューを作り出すようになるでしょう。
8. クロスチャンネルデータの更なる活用
2016年にはマーケティング担当者の57.6%が、クロスチャネルの測定と帰属が最優先になるだろうと述べています。
検索、ソーシャルとディスプレイは、顧客について多くのデータを収集することを可能にするチャンネルで、メールリストを成長させるために使うことができます。
行動体系、人口統計、コンテクスト、取引関係のデータが、キャンペーンを通じて単一の顧客ビューをもたらします。そして私たちは正しいコンテンツを含んだメールを、適切なタイミングで、顧客のデバイス上に送り出せるようになるのです。
まとめ
2017年にもメールマーケティングの進化はまだまだ続くようです。これらのトレンドを研究し、適切に使いこなしていくことが、あなたのビジネスを成長させる鍵となるでしょう。
Originally posted on 2016年11月3日 @ 4:20 PM