こんにちは。静観です。
蕎麦屋に入って、
「ざる蕎麦を2つください」
と言えば、しばらくするとざる蕎麦が2つ出てきます。
当たり前のようですが、これはよく考えるとすごいことです。
蕎麦の実を育てる人がいて、蕎麦粉にする人がいて、つゆを作る人がいて、店を開く人がいて、注文を受けてくれる人がいる。
その全部をこちらがやらなくても、ただ「ざる蕎麦をください」と言えば、目の前に出てくる。
お金がある世界というのは、とても便利です。
でも、ここで少し考えたくなります。
では、「100万円ください」と言えば、100万円は出てくるのか。
普通に考えれば、出てきません。
蕎麦屋でざる蕎麦は出てきても、何もないところから100万円は出てこない。ここだけ見ると、ざる蕎麦とお金はまったく別の話に見えます。
ただ、もう少し静かに見ていくと、実は似ている部分もあります。
願ったものがそのまま落ちてくるのではなく、そこに向かうための素材や流れに気づくようになる。
これが、引き寄せや仕事やお金の流れを考えるときに、大事なところなのだと思います。
お金のない世界で蕎麦を食べようとしたら
もし、お金のない世界でざる蕎麦を食べようとしたら、どうなるでしょうか。
「ざる蕎麦ください」と言っても、お店がなければ出てきません。
そうなると、まず蕎麦の実を知ることになります。蕎麦粉の作り方を知ることになります。水の量、こね方、伸ばし方、切り方、茹で方を知ることになります。
つゆも必要です。
鰹節、昆布、醤油、みりん、酒、砂糖。薬味としてネギやわさびもあると、よりおいしくなる。
つまり、ざる蕎麦を食べるだけでも、裏側にはたくさんの素材と工程があります。
お金があるから、それをすべて省略して受け取れているだけです。
ここに、お金のありがたさがあります。
お金は、誰かの時間や技術や経験を受け取るための道具です。
だから、お金を汚いもののように見る必要はありません。
もちろん、お金に振り回される必要もありません。
ただ、お金があることで、自分では作れないもの、自分では時間がかかりすぎるものを、受け取ることができます。
この現実は、きれいごと抜きで大切です。
100万円を受け取るには、素材が必要になる
では、「100万円ください」と思ったときはどうでしょうか。
何もせずに、急に100万円が入ってくることは少ないと思います。
宝くじのような話もありますが、それを前提にして生きるのは少し危ういです。
現実的に100万円を受け取るには、やはり何かしらの形が必要になります。
- 会社で働いて貯める
- 副業で収入を作る
- 自分の商品を作る
- ブログやnoteで信頼を積む
- メルマガで読者との関係を育てる
- 誰かの悩みを解決する
- 自分の経験を教材やサービスに変える
お金そのものが空から落ちてくるというより、お金につながる素材や情報や行動が見えてくるという感じです。
ここを勘違いすると、引き寄せの話は少しふわふわします。
「100万円が入る」と唱えれば何もしなくていい、という話ではありません。
そうではなく、「100万円を受け取る自分」として現実を見始めると、今まで見えていなかった材料に気づきやすくなるのだと思います。
願うことで終わるのではなく、願ったあとに見えてきた素材を拾っていく。
ここが大切です。
すでにある素材に気づく
この世界には、すでにたくさんの素材があります。
知識も、経験も、道具も、情報も、人の悩みも、すでにたくさんあります。
コンテンツ販売も同じです。
ゼロからまったく新しいものを生み出さなくても、自分が経験してきたこと、悩んできたこと、乗り越えてきたこと、長く続けてきたことの中に、誰かの役に立つ素材があります。
たとえば、こういうものです。
- 過去にうまくいった経験
- 失敗して学んだこと
- 長く続けてきた仕事
- 人からよく相談されること
- 自分なりに工夫してきたこと
- 苦しかった時期に抜け出した考え方
これらは、本人にとっては当たり前になっていることがあります。
でも、これから同じ道を歩く人にとっては、十分に価値があります。
自分にとって普通の経験が、誰かにとっては道しるべになることがあります。
だから、発信をする意味があります。
ブログに書く。noteに書く。メルマガで届ける。商品として整理する。
そうやって形にしていくことで、ただの経験が、信頼や収入の流れに変わっていきます。
お金は幸福を補う道具
お金は大事です。
ここをぼかす必要はないと思っています。
生活するにも、病院に行くにも、家賃を払うにも、猫のごはんを買うにも、現実のお金は必要です。
ただ、お金だけを人生の中心に置きすぎると、少し苦しくなります。
100万円あれば幸せなのか。
月収100万円になれば安心なのか。
もっと稼げば、本当に満たされるのか。
これは、人によって違います。
大きく稼ぐことが幸せな人もいます。
一方で、そこまで大きく稼がなくても、静かに暮らし、好きな時間にコーヒーを飲み、必要な人に向けて文章を書けることが幸せな人もいます。
どちらが正しいという話ではありません。
ただ、自分にとっての幸福が見えないままお金だけを追うと、入ってきても入ってきても足りなくなります。
お金は、幸福そのものではなく、幸福な状態を支えるための道具です。
ここを忘れないほうがいいと思っています。
お金があることで守れるものがある。
お金があることで選べるものがある。
でも、お金だけでは埋まらないものもある。
この両方を見ておくことです。
受け取るためには、行動も必要になる
引き寄せの話をするとき、どうしても「思えば叶う」というところだけが強くなりがちです。
もちろん、思うことは大事です。
自分には無理だと思っている人は、そもそも行動に移りにくいです。どうせ売れないと思っている人は、商品を作る前に止まってしまいます。
だから、まず心の中で決めることは大切です。
ただ、決めたあとは現実も動かす必要があります。
記事を書く。
商品を作る。
メルマガを整える。
読者に伝える。
改善する。
また書く。
この繰り返しです。
現実を動かさない引き寄せは、ただの願いごとで止まってしまいます。
逆に、思考を整えながら現実の作業も続けていくと、少しずつ流れが変わっていきます。
自分に合うテーマが見えてくる。読者の反応が見えてくる。商品にできる経験が見えてくる。導線の足りない場所が見えてくる。
これは、机の上で考えているだけでは分かりません。
動いた人だけが分かることです。
発信を続ける人に、素材は集まってくる
発信を続けていると、不思議と素材が集まってきます。
本を読んでいても、散歩をしていても、誰かと話していても、ふとした出来事が記事の種になります。
昔の経験を思い出すこともあります。
今までなら見逃していたことが、「これは読者に伝えられるかもしれない」と見えるようになります。
これは、特別な才能というより、発信者としての目が育っていくのだと思います。
書き続ける人には、書くための素材が見えるようになります。
これも、ひとつの引き寄せです。
何もしていない人に素材が落ちてくるというより、書くと決めている人、届けると決めている人、形にすると決めている人には、日常の見え方が変わっていきます。
だから、ブログでもnoteでもメルマガでも、まずは続けることです。
完璧な文章でなくてもいい。
最初から売れなくてもいい。
最初から反応が大きくなくてもいい。
書きながら、自分のテーマを見つけていけばいいのです。
100万円という数字に飲まれない
100万円という数字は、分かりやすいです。
月収100万円。
貯金100万円。
売上100万円。
こういう数字は、目標としては使いやすいと思います。
ただ、その数字に飲まれないことも大切です。
100万円を目指すのはいい。
でも、100万円にならなければ価値がないわけではありません。
1万円でも、5万円でも、10万円でも、自分の経験や言葉から収入が生まれたなら、それは大きな一歩です。
特に、顔を出さず、強く売り込まず、ひとりで静かに発信を育てていく場合は、いきなり大きな数字を追いすぎると苦しくなります。
まずは、小さく受け取る。
小さく売れる。
小さく信頼が積み上がる。
そこからでいいと思います。
小さなお金の流れを大切にできる人が、大きな流れも落ち着いて扱えるようになります。
これは本当にそう感じます。
まとめ
ざる蕎麦を頼むと、ざる蕎麦が出てきます。
それは、蕎麦を作るための素材や技術や流れが、すでに整っているからです。
お金も同じように考えることができます。
「100万円ください」と言えば、そのまま100万円が落ちてくるわけではありません。
でも、そのお金を受け取るために必要な素材、情報、経験、行動に気づくことはあります。
自分には何があるのか。
誰の役に立てるのか。
どんな経験を商品にできるのか。
どんな発信を続ければ、信頼につながるのか。
そこを見て、ひとつずつ整えていくことです。
お金は幸福そのものではありません。
でも、幸福な状態を支えるための大切な道具です。
だからこそ、お金を遠ざけすぎず、追いかけすぎず、静かに受け取る流れを作っていく。
願うだけではなく、素材を拾う。
思うだけではなく、形にする。
焦らず、でも止まらず、自分の経験と言葉を少しずつ整えていく。
その積み重ねが、やがて信頼になり、商品になり、収入の流れになっていくのだと思います。
感謝。













