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いろいろな自己啓発の本やセミナーを経験して感じたこと

元記事の核にある、営業時代に自己啓発本を読み込んだ体験、具体例のないセミナーへの違和感、そして学びを「安心」で終わらせないことの大切さを残して、今の静観の文体に整えます。

学びを安心で終わらせず、自分の言葉に変えていく

こんにちは。静観です。

これまで、自己啓発の本やセミナーにはいろいろ触れてきました。

営業を始めたばかりの頃は、どう動けばいいのかわからず、営業に関する本をたくさん読みました。
その後も、経営、販売、考え方、仕事への向き合い方など、さまざまな本やセミナーを見てきました。

その中で、長く残っている学びもあります。
反対に、時間が経つほど「これは自分には残らなかったな」と感じるものもあります。

今になって思うのは、学びそのものが悪いわけではないということです。

ただ、学びを受け取ったあとに、

それを安心材料で終わらせるのか。
それとも、自分の体験や言葉に変えていくのか。

ここで、大きく差が出ると思っています。

本当に残る学びには、具体的な宿題がある

私が今でも印象に残っている本があります。

それは、トヨタでとても車を売った営業マンの方が書かれた本でした。

細かい内容をすべて覚えているわけではありません。
でも、ひとつだけ強く残っている宿題があります。

それは、

自分が売っているもの、会社、自分自身について、それぞれ良いところと悪いところを100個ずつ書き出す

というものでした。

実際にやってみると、これが本当に難しいのです。

最初は出てきます。
でも、30個くらいで止まります。

「もうないな」と思う。
でも、本の中では、そこからさらに考えることに意味があると書かれていました。

良いところを言うのは、まだできるかもしれません。
でも、悪いところまで細かく見つめるのは簡単ではありません。

けれど、悪いところまで把握できている人は、お客様に何かを言われたときにも、きちんと受け止めたうえで説明できます。

これは、営業だけではなく、コンテンツ販売にも同じことが言えます。

  • 自分の商品は何が良いのか
  • どこが弱いのか
  • 誰に向いているのか
  • 誰には向いていないのか
  • どんな悩みを持つ人に届くのか

こういうことを、自分の言葉で説明できるようになると、発信は強くなります。

本当に役立つ学びは、読んで終わりではなく、自分に問いを返してくれるものなのだと思います。

具体例のない学びは、どうしても残りにくい

いろいろなセミナーに参加して感じたことがあります。

それは、具体例の少ない話は、どうしても残りにくいということです。

一般論としては正しい。
聞いていると、たしかにそうだと思う。
でも、家に帰ると、何をすればいいのかわからない。

こういう学びは少なくありません。

もちろん、一般論も必要です。
基本を知ることも大切です。

ただ、一般論だけだと、自分の現実に落とし込みにくいのです。

たとえば、

「行動しましょう」
「努力しましょう」
「アイデアを出しましょう」
「継続しましょう」

これらは、どれも間違っていません。

でも、これだけでは動けない人も多いです。

大切なのは、

どんな状況で、何を考えて、どう動いて、何がうまくいき、何が失敗したのか。

ここまで見えることです。

実体験が入った話には、やはり厚みがあります。

表面だけの言葉ではなく、その人が本当に考えてきた跡が見えるからです。

学びで安心してしまうことがある

本やセミナーには、安心感があります。

読んでいると、前に進んでいる気がする。
参加していると、自分が成長しているように感じる。
メモを取っていると、何かを身につけた気持ちになる。

この安心感は、悪いものではありません。

人は、不安なときほど学びたくなります。
何か答えがほしいときに、本やセミナーに向かうのは自然なことです。

ただ、気をつけたいのは、学んだことで安心して、そのあと何も変えないことです。

本を読んだ。
セミナーに行った。
良い話を聞いた。
感動した。
その日は気分が上がった。

でも、日常に戻ると何も変わっていない。

この状態が続くと、学びは積み上がっているようで、実はただ消費しているだけになってしまいます。

学びは、安心するためだけにあるのではなく、
自分の現実を少し変えるためにある。

私は今、そう考えています。

良い学びは、自分で考える余白を残してくれる

良い本や良いセミナーは、答えを全部押しつけてきません。

むしろ、自分で考える余白を残してくれます。

「あなたの場合はどうですか」
「自分の商品ならどう当てはまりますか」
「今の発信なら、どこを見直せますか」
「自分の読者にとって、本当に必要なことは何ですか」

こういう問いが残る学びは、あとから効いてきます。

その場で感動して終わりではなく、数日後、数か月後にもふと思い出します。

そして、自分の仕事に置き換えて考えるようになります。

学びを自分のものにするには、受け取った言葉をそのまま暗記するのではなく、自分の現実に合わせて考えることが必要です。

借りてきた言葉を、自分の体験に通して、自分の言葉に変える。

ここまで来て、ようやく学びは資産になります。

発信する人ほど、学びを自分の言葉に変えた方がいい

ひとり起業家や情報発信をしている人は、学ぶ機会が多いと思います。

本を読む。
講座を見る。
教材を買う。
セミナーに参加する。
誰かの発信からヒントを得る。

それ自体は、とても良いことです。

ただ、そのまま発信に使ってしまうと、どこかで聞いたような言葉になりやすいです。

読者が読みたいのは、きれいにまとめられた一般論だけではありません。

それよりも、

  • 自分はどう感じたのか
  • 実際にやってどうだったのか
  • どこでつまずいたのか
  • 何を変えたら流れが変わったのか
  • 今ならどう考えているのか

こうした部分です。

ここに、その人らしさが出ます。

発信を資産に変えるというのは、ただ記事を増やすことではありません。

自分が学んだこと、経験したこと、考えたことを、自分の言葉で残していくことです。

学びを資産に変えるための流れ

学びを安心で終わらせないためには、少しだけ流れを作るといいです。

たとえば、次のように考えます。

  1. 学んだことをひとつに絞る
    全部を覚えようとせず、今の自分に必要なひとつを選びます。
  2. 自分の体験に当てはめる
    その話が、自分の仕事や発信のどこに関係するのかを考えます。
  3. 小さく実践する
    いきなり大きく変えず、記事、メルマガ、商品説明などで少し試します。
  4. 感じたことを記録する
    うまくいったこと、違和感があったこと、反応があったことを残します。
  5. 自分の言葉で発信する
    学びの要約ではなく、自分の経験を通した言葉として記事にします。

この流れを作ると、学びはただの情報ではなくなります。

自分の発信の材料になります。
商品づくりのヒントになります。
読者に届ける言葉になります。

まとめ:学びは、自分の現実に通してから力になる

本を読むことも、セミナーに参加することも、悪いことではありません。

むしろ、学ぶことは大切です。

ただし、学びを受け取っただけで終わると、安心感だけが残って、現実はあまり変わりません。

本当に大切なのは、そのあとです。

学んだことを、自分の仕事に置き換える。
自分の商品に当てはめる。
自分の読者に向けて考える。
自分の体験を通して、言葉に変える。

そうして初めて、学びは自分のものになります。

学びは、安心するためだけのものではなく、
自分の言葉と行動に変えていくためのものです。

ひとりで仕事をしていると、外からの答えを探したくなることがあります。

でも、本当に残るのは、誰かの言葉をそのまま覚えることではありません。

その言葉を、自分の現実に通して、もう一度自分の言葉で語れるようになることです。

その積み重ねが、発信を資産に変えていきます。

そして、自分の言葉で残した記事やメルマガは、時間が経っても、必要な人に届くものになっていくのだと思います。