こんにちは、村本です。いつもありがとうございます。
今日は「完璧じゃなくていい。『雑でも伝わる』文章の作り方」というテーマでお話しします。
ネットで情報発信をしていると、文章を「完璧に書かなきゃ」「もっと上手く伝えなきゃ」と考えてしまう人は多いと思います。
でも実は、「雑でも伝わる文章」こそが多くの人の心に届きやすい――僕は18年以上のネット発信で、何度もそう感じてきました。
今回は、なぜ「雑でも伝わる」のか、どうやったらそれができるのか、実体験も交えながらお伝えしていきます。
「完璧主義」が邪魔をする
まず、文章を完璧に仕上げようとすると、どうしても時間がかかります。
「この表現で合っているかな?」
「もっといい言い回しがあるはず…」
「誤字脱字は絶対にあってはいけない」
こんなふうに考えていると、最初の一行を書くのにもものすごくエネルギーがいりますよね。
特に、ひとり起業家や個人で発信している人は、「自分の文章=自分の価値」だと無意識に思ってしまいがち。
でも、あなたが読んできた心に残る文章って、実はどこか雑だったり、ゆるかったりしませんか?
例えば、人気ブロガーの文章
例えば、あなたがよく読む人気ブロガーの記事を思い浮かべてみてください。
ものすごく論理的で、隙のない構成で、誤字脱字ゼロで…
そんな人って、実は少数派です。
多くの人気ブログは、話し言葉が混じっていたり、たまに脱線したり、気楽な雰囲気だったりします。
それでもなぜか「グッとくる」「自分にもできそう」と思えるのは、
“完璧じゃないこと”が逆に“親しみ”や“リアルさ”になっているからです。
雑でも伝わる文章の3つのコツ
では、実際にどうすれば「雑でも伝わる」文章になるのか。
僕自身が日々実践している、簡単なコツを3つ紹介します。
1. 最初に「結論」を言う
例えば、あなたが「ダイエットが続かない理由」を伝えたいとします。
このとき、前置きが長くなるよりも、まず最初に
「結論:ダイエットが続かないのは、楽しさが足りないからです」
と一言で伝えてしまう。
完璧を目指して“前置き→理由→結論”ときれいな構成にしなくても、
いきなり答えを先に出すことで、「あ、こういうことを言いたいんだな」と読者に伝わります。
2. 「あなた」や「僕」を主語にする
難しい言葉を使わなくても、
「僕はこう思う」「あなたも同じじゃないですか?」
と、誰に向けて書いているのか、誰の体験なのかをはっきりさせる。
例えば、
「人は失敗を恐れます」
よりも、
「僕も失敗が怖くて動けなくなったことが何度もあります」
の方が、ぐっと距離が縮まります。
3. 例え話・日常の話を混ぜる
例えば、あなたが「行動することの大切さ」を書くとします。
そのときに「理屈」だけを説明するよりも、
「たとえば、僕が毎朝散歩するようになったら、自然と頭がクリアになって、アイデアも浮かびやすくなった」
など、ちょっとしたエピソードや例え話を入れると、「あ、なるほど」と伝わりやすいです。
「雑に書く」とは「本音を出す」こと
「雑でも伝わる」文章というのは、
決して「適当に書いてもいい」ということではありません。
ポイントは、“本音を出す”こと。
完璧を目指すあまり、
「本当はこう感じているけど、こう書いた方が正しいかも」
と自分の言葉を抑えてしまうのはもったいないです。
僕自身も、きれいにまとめようとした時期はアクセスも反応もイマイチでした。
逆に、「今日はちょっと雑だけど、これを伝えたい!」という勢いで書いた記事の方が反応が良かったりします。
「雑さ」が安心感を生む
読者にとっても、「完璧な人」の話よりも、
「ちょっと抜けている」「素直に失敗も見せている」人のほうが共感しやすいものです。
例えば、友達とのLINEのやりとりを想像してみてください。
誤字脱字があったって、少しくらい話がズレてたって、
あなたは「この人、ちゃんとしてないな」とは思わないはず。
むしろ、「あ、この人も自分と同じなんだな」と親しみを感じるのではないでしょうか。
テクニックより「気持ち」を大切に
「文章の書き方」というと、つい「型」や「テクニック」に頼りたくなります。
たしかに、SEOや見出し、構成のコツは大事です。
でも、最初から全部を完璧にしようとしなくても大丈夫。
大切なのは、「これを伝えたい」という気持ち。
例えば、あなたが友人に大切なことを伝えたいとき、
言葉が多少つたなくても、「どうしてもこれだけは伝えたいんだ」と思って話すはずです。
その「熱量」こそが、読者に伝わります。
雑に始めて、後から整える
最初からきれいにまとめる必要はありません。
まずは頭に浮かんだことを、そのまま文章にしてみてください。
書いているうちに、「あ、ここはもっとこう書いた方が伝わるかも」と思ったら、あとから直せばOK。
実際、僕も毎朝書くブログは、最初は箇条書きのメモから始まることが多いです。
「雑でもいいから、とにかく出す」
これを毎日続けていると、不思議と文章力も上がってきます。
まとめ:「雑でも伝わる」は最強の武器
「完璧じゃなくていい。雑でも伝わる文章」を意識してみてください。
・最初に結論を言う
・自分の言葉で書く
・例え話や日常の話を混ぜる
・本音を出す
・とにかく書き出す
これだけで、読者の反応は変わってきます。
完璧を目指して動けなくなるよりも、雑でも「伝えたいこと」を毎日出し続けること。
これが、ひとり起業家がネットで生き残る最大のコツだと、僕は思っています。
今日からぜひ、「雑でも伝わる」文章作り、始めてみてくださいね。