居酒屋やバーを営んでいる友人から、たまにお客様を増やすにはどうしたいいのかという相談を受けることがあります。わたし自身、過去にお店をしていたことがあり、同じ悩みを抱いていたので、友人の悩みもよく分かります。自身のお店を存続させるためには避けられない悩みの一つです。
お客様を増やすには、まずお店の存在を知ってもらうことが必要
一時、駅構内や繁華街で配られていた情報雑誌などは、インターネットの普及により、最近ではほとんど見かけなくなりました。一人一台スマートホンの時代になり、外出先からでも手軽にインターネットで情報検索ができるようになったからです。
しかし、自身のお店のホームページを作ってインターネット上に掲載しても、知らないお店を検索する人は少ないと思います。運よくホームページを見たお客様が来ても、一時的になものに過ぎず、定着する確立はとても低いです。新宿駅や渋谷駅のように、一日に乗降客数がとても多い駅では、一回しか来ないお客様だけを対応しても、お店を存続していけるかもしれません。
しかし同じようなお店が無数にあり、そのお店の中から自分のお店を選んでもらえるかは分かりません。
他のお店と何が違うのかといった個性も必要になります。このお店ではどんな料理が食べられるのか、どんなサービスが受けられるのかといった、詳細では無いにしても情報を発信していかないと、お客様は来てくれません。
個人経営では、一人のお客様に継続的に来てもらい、またそのお客様から増やしていくことが、とても重要になります。
フェイスブック以外のSNSではそこまで集客の効果がない
お店の情報を発信するのに、多くの人が利用している、様々なSNSツールを使うのは、とても効果的です。ツイッターに本日のみ特別な割引や、限定のサービスなどの記事を投稿し、それをフォロワーに拡散して貰うことも出来ます。
自身のツイッターアカウントのフォロワー数にもよりますが、数時間でかなりの方に見てもらうことか可能です。ツイッターの良いところは、文字数に制限があり、短文を手軽に投稿できるところあります。
逆に個別のツイッターアカウント向けに対しての投稿ではないため、通知機能が無く、タイムラインに流れてしまうだけで、見ている人の目に止まりにくい一面もあります。
また、ツイッターは匿名なので、誰が投稿したものなのか、拡散された文面だけでは分かりにくいことあり、情報としては拡散できても、そこから現実の集客に結びつくまでに時間がかかります。
写真の特化したSNSツールの一つ、インスタグラムも情報拡散に使いやすいです。お店の料理や内装などを写真にとって、インスタグラムに投稿すれば、フォローしていない人も見ることができます。
その際、写真の説明と一緒にハッシュタグを付けると、そのハッシュタグと同じ投稿を探しているユーザーが見つけやすくなります。反面、写真に特化しているので、写真の無いお店の情報などのテキストのみの投稿はできません。
フェイスブックは集客で一番有効
わたしが、集客のための情報発信で一番有効だと思うSNSツールは、世界最大のユーザー数を誇るフェイスブックです。最大の特徴は、実名登録であること。たくさんあるSNSは基本的に実名ではなく、好きな名前でアカウント登録ができますが、フェイスブックだけは実名での登録が規約で義務付けられています。
全世界に利用しているユーザーがいて、友人の友人からつながりができることも珍しくありません。またそのつながりは、現実のつながりと、とてもよく似ています。現実の友人のアカウントをフォローすることもできますし、有名人や著名人もアカウント登録しているので、好きな有名人をフォローすることもできます。
出身学校や職場、趣味などのグループを作ることも出来ます。個人アカウントへ投稿することも出来ますし、入っているグループへ投稿することもできます。その投稿はいろいろな公開の範囲の中から決められます。友人ではないアカウントにも公開することも出来ますし、友人のみや公開しないといった範囲も選べます。
店舗名でもアカウント登録ができます。
文字数も制限がないので、その日の料理や特別なサービスの詳細を載せることができます。もちろんお店の情報のテキストのみの投稿も可能です。
自身の個人アカウント以外に店舗のアカウントを作るので、個人アカウントでフォローして、個人アカウントのフォロワーが見られるようにシェアすることもできますし、またその友人にさらにシェアして貰うこともできます。友人が店舗の投稿にコメントをしてもらったら、全てのフォロワーにコメントをしたことの通知がきます。
一番のメリットは、実名登録
であるため、信用性が高いことにあります。ツイッターなどのSNSは基本的に匿名登録です。企業の公式アカウント以外は、どんな人のアカウントなのか分かりません。
知らない人の投稿を受け取り手は、情報としては取り入れてもそのお店に行ってみたいと思う率は低いと思います。拡散できますが、本当の意味での集客には結びつきにくいのです。
しかし、フェイスブックで食に精通している友人が、新しい飲食店の情報を投稿をしていたらどうでしょう?この友人が行ったお店なら、ぜひ行ってみたいと思いますし、現実的に行ける距離にあることも多いです。また、つながりの強い友人ならメッセージを送り、そのお店に誘うこともできます。他のSNSにはない、リアルがあります。
他のSNSツールに同期させて、一度の投稿で様々なSNSツールに反映させることもできます。お客様を増やす一番の方法は、口コミです。好きな芸能人や著名人が行ったお店として情報が出れば、行きたいと思うでしょうが、知らない人からの情報では、こんなお店もあるんだなと情報として受け取っても、なかなか行ってみたいとまでは思わないでしょう。
まとめ
フェイスブックはリアルな友人からの情報なら、素直に情報として入ってきて、また記憶に残りやすいのです。アカウントの登録は無料です。こんな便利なツールを使わないなんて、とても損だと思います。
Originally posted on 2016年7月11日 @ 2:51 PM