アフィリエイトブログなどで集客を望むとき、皆さんはどんなコンテンツ作りをしているでしょうか。あるいは、今後コンテンツを作るにあたり、何に注意をしていこうと考えているでしょうか。
人によって気をつけていることは、それぞれ違うはず。ですが、その前に共通して持ち合わせておくべきマインドセットがあります。
このマインドセットがなければ、集客はおろか、Google検索で上位表示すら望めません。それほど大切なものです。
今回は、コンテンツ作りに入る前に(既にブログを開設している人なら再確認という意味を込めて)、マインドセットについてお話ししましょう。
- コンテンツによる効果を、短期間で求めないこと
- 一つのコンテンツにつき、最低でも半年間様子を見ること
- 文章は上手くなくてもいいが、読者にとって理解できる言葉を使うこと
- 文章力は、日々書く努力をすれば自ずと向上すること
- 理念となるブログテーマは、必ず設定すること
- コンテンツテーマは、ブログテーマを深堀したものにすること
継続すること
まず大切なのが、すぐに結果が出なくても、コンテンツ作りを続けるということです。それも、最低半年は続けましょう。
なぜ、それだけの期間続けたほうがいいのか?
その理由を説明する前に、失敗者たちの失敗者たるゆえんを考えてみましょう。
アフィリエイトブログなどで「儲からない」「人が集まらない」と嘆く人の多くが、継続することを辞めてしまった人たちです。
儲からない、人が集まらない要因には、短期間での結果を求めたことが第一に挙げられます。
人が集まるブログに育てるには、時間を要します。ところが、ブログが未熟なままだと、人は集まりません。それがアフィリエイトブログなら、当然儲からない状態が続くわけです。
ブログを育てるということは、つまりコンテンツを充実させること。それには、時間がかかるのは当然です。
加えて、コンテンツの有益性をGoogleの検索アルゴリズムに評価してもらう必要があります。いくら作成者自身が良いコンテンツになったと思っていても、ユーザーの目に留まらなければ意味がありません。
皆さんもご存知のように、インターネット上には、数え切れないほどのWEBサイトが存在しています。その中で、自分のWEBサイトに多くの人を集めるには、検索結果で上位表示されることが一つのポイントです。
では、ここで最初の質問の答えに戻りましょう。
半年間という期間、コンテンツ作りを続けたほうがいい理由には、GoogleによるWEBサイトやコンテンツに対するランク付けが関係しています。
Googleの検索結果は、検索キーワードとの一致率だけで表示されているわけではありません。検索順位というものに基づいて、ユーザーにとって有益度の高いWEBサイトから順に表示されるようになっています。
もちろん、検索ワードと一致するものが表示されてはいるのですが、それだけであれば、検索順位というものは関係なく、同列で表示されなくてはなりません。
ですが、それでは膨大な量のコンテンツから、ユーザーが自分で自分の欲する答えを示してくれるコンテンツ、あるいはWEBサイトを見つけ出さなくてはならなくなります。それはどう考えても、現実的に不可能です。
ですからGoogleでは、独自のランキング制度によってコンテンツやWEBサイト自体にランク付けをして、それに基づいた検索結果を表示しているのです。
Googleの検索アルゴリズム
この検索結果を表示させるその裏側には、Googleの検索アルゴリズムというものが使われています。
検索アルゴリズムとは何かというと、Googleが検索順位を決めるために使っている、評価項目判定のためのプログラムと解釈していただくとわかりやすいかもしれません。
車の品質検査と同じなんです。
たとえば、自動車だと出荷前に、商品としての価値があるかどうかを調べるため、数百の検査項目を基に品質検査が行われます。
品質検査は、直接製品への信頼性にも関わるものですから、厳しい項目をクリアすることが求められています。合格ラインに達していない製品は、商品として出すことができないのは当然でしょう。
もしも合格ラインに達していない自動車を販売して、誰かがそれを購入し、事故や怪我を負うような事態になった場合、その自動車を製造したメーカーはもとより、その検査項目自体への信頼は損なわれてしまいます。
ですから、合格ラインに達することは、いわばメーカー側の使命でもあるのです。
Googleの検索アルゴリズムで使われている評価項目も、自動車メーカーの品質検査項目のようなもの。
評価項目をクリアしたWEBサイトやコンテンツが、ユーザーにとって信頼性のあるコンテンツとして見なされるのです。
この評価によって弾き出された結果から、それぞれのWEBサイトやコンテンツがランク付けられ、ユーザーにとって有益性が高いと判断されたものが検索上位に入るようになっています。
このランキングは、コンテンツの内容や稼働状況の影響を受けます。よって、それらのデータが蓄積するまでの一定期間が必要となるのです。
これが、Googleの検索アルゴリズムでランク付けされるまでの期間となっているのです。この期間は、検索アルゴリズムの性能が高まってきている近年では、
早ければ3ヵ月程度。遅くても半年程度でランクが決定される、といわれています。
そのため、一つコンテンツを作ったら、そのランクが決定されるまで半年間は様子を見ることが大切です。
集客を望む場合は、どうしても早く結果を得たいと思ってしまいがち。
その焦りから、コンテンツを作ってすぐに効果が表れなければ、早々に諦めてしまう人も少なくありません。
アフィリエイトなどのブログで成功をしている人たちを見てみてください。
彼らは、昨日今日始めたばかりの人たちでしょうか?
違いますね。
このことからもわかるように、ブログで人を集めたければ、少なくとも半年間は様子を見ることが、集客できるブログ作りに繋がります。
文章の上手さと集客の関係
コンテンツを用意するときには、記事づくりというのも大切な要素です。
多くの人は、そこで文章の上手・下手を気にするようです。下手な文章では人が集まらず、上手な文章に人が集まるという固定概念があるのでしょう。
率直にいって、文章力のあるなしは、それほど集客に大きな影響を与えません。
とはいえ、辻褄の合わない話や論点のズレた話、同じような言葉ばかりを繰り返す内容では、読み手に呆れられてしまいます。これらから考えると、ある程度の文章力は必要とはいえるでしょう。
ある程度の文章力というと、まるで大学の論文レベルを考える人もいらっしゃいますが、実際は小学校高学年の子どもでも理解できる程度の文章作成能力。それくらいなら、余程文章を書くのが苦手な人でなければ、誰でも可能だと思いませんか?
稀に、文章が非常に上手なブロガーさんを見かけることがあります。
表現力もまるで小説家のように多彩で、読んでいて面白味があります。しかし、その高度な文章力があるために、小学生では理解しがたい言い回しになっていることも少なくありません。
繰り返しますが、大切なのは「誰が読んでも理解できる内容にすること」。
そのためには、幾つかの注意ポイントがあります。
その詳細は、今後順次ご紹介していきますので、ここでは割愛します。
心得として留めておいていただきたいのは、できる限り専門用語を使わない・読者の知識はゼロという前提のもと、文章を作ることです。
インターネットで調べ物をしていると、時折横文字を多用し、その業界や分野に精通している人でないとわからないような言葉を使うブログサイトを見かけることもあります。
WEBマガジンなどのように、読み手に知識があることを前提にしているコンテンツであれば、専門用語がある方が読者に伝わりやすいということもあります。ですから、一概に専門用語を使うなとは言えないのですが…。
あなたがこれから作るコンテンツの読者は、どんな人たちでしょうか?
そこを踏まえた文章を構成すれば、どんな人にでも伝わりやすい文章が書けるようになります。
また、ブログを始めたいけど文章力がないから無理かも…と、自信が持てずにいる方もいるかもしれません。
ですが、そういった方達には、あえてお伝えしておきたいことがあります。頭のなかで、ただ上手い文章を書きたいと考えていても、その力はいつまで経っても身につきません。
文章力を高めたければ、日常的に文章を書くようにする。
これが、文章力を高めるための近道であり、厳しいようですが、その力を高める方法はこれしかありません。
オリジナリティ溢れる文章を書く作家たちは、その文章力を一朝一夕で身につけたわけではありません。(なかには天才的な人もいますが…)
人気作品を創り出している多くの小説家でさえ、日々自分の文章力を鍛えているのです。
それを考えれば、文章力が凡人な私たちが、昨日今日書き始めたところで、いきなり人の心に響く文章が書けるはずがないですよね。
最初は、上手く文章にまとめられないこともあるでしょう。
そういうときは、書いた文章をいきなり公開するのではなく、何度も読み返して内容を洗練させていきます。何度も読み返すことによって、無駄な言い回しや脈絡のない文章などが目につくようになります。
この方法は実際に、コンテンツの記事制作を請け負うWEBライターも行っています。
一旦書いた文章には、必ずといっていいほど無駄なところがあるもの。それは、書いてすぐには気がつきません。ですから、時間を置いて何度も読み返すことが、綺麗な文章を書く秘訣です。
このとき音読してみると、読者にとって読みやすいかどうかもわかりますので、是非声に出して読んでみることをおすすめします。
これらのことを繰り返すうちに、文章力は自ずと磨かれていきます。
文章を上手くまとめられるようになると、伝えたい言葉、伝わってほしいことが読者に届きやすくなります。
- 読者が読みやすい
- 理解しやすい文章が書ければ、
- 人は集まります。
このことをベースに、記事づくりやコンテンツを作っていくようにしましょう。
テーマに焦点を当てたコンテンツ制作
皆さんがブログを開設するのには、理由があることでしょう。
- ネットビジネスで食べていけるようになりたい。
- ネットで人の注目を集めたい。
- 等々
その理由は、人それぞれ違うはず。
そうして作られたWEBサイトやコンテンツを求めるユーザーにも、検索する理由というものがあります。それは、別の言い方をすれば
検索意図や検索動機。
検索するとき、ユーザーにはそれぞれ悩みや問題があり、それを解決したいと思っています。別の見方をすれば、解決してくれるWEBサイトやコンテンツを求めているということです。
ですから、ユーザーのそうした思いに応えることが、人を集めるという結果に繋がるのです。
コンテンツの一貫性
そのためには、ブログやコンテンツに一貫性が必要となります。
一貫性を持たせるには、テーマを掲げることが大切です。
そのテーマは、ブログ全体のテーマ、コンテンツごとのテーマと分けることができます。ですが、これらのテーマは、ブログ全体のテーマが本のタイトルとするならば、コンテンツごとのテーマは目次に当たるものであること。
ブログ全体のテーマに沿ったコンテンツを用意することが、読者を集めるのに最適な環境になるからです。
ブログ全体のテーマとコンテンツごとのテーマに関連性が低いと、訪れた読者は混乱します。それだけでなく、コンテンツごとに完結してしまっているブログだと、WEBサイトの離脱に繋がります。
せっかく来てくれた読者を、自ら手放してしまうことほど愚かなことはありません。
それに、このブログに価値がないと判断されてしまっては、集客という目的を達成することができません。
離脱率が高いブログサイトでは、コンテンツ同士に関連性がない、ブログのテーマとかけ離れたコンテンツが乱立しているといった事象が見られます。ユーザーの欲するものが提供できていないコンテンツは、離脱率が上がるのは当然。ですが、逆にユーザーが求めるものを提供できれば、離脱率を抑え、リピートアクセスにも繋がります。
ブログを開設するときは、必ずそのWEBサイトのテーマを決めましょう。
そして、一度決めたテーマは、簡単に変えないこと。
このテーマは、会社に例えれば企業理念のようなものです。
コンテンツも、ブログテーマに合わせたものを細分化して作るようにすると、全体的に一貫性のある内容になります。
そうしたコンテンツがユーザーに与える価値は大きく、ブログや運営者のブランド力の構築にも繋がります。
ブランド力があれば、新たにブログを始めるにしても、
「〇〇をしていた××さんだ」というだけで、集客が望めるのです。
これだけを取り上げてみても、一つ一つのコンテンツが如何に大きな可能性を秘めているかわかるのではないでしょうか。
ブログには、必ずテーマを決めること。
コンテンツは、必ずブログテーマを深堀したテーマで作ること。
これを守れば、Googleの検索アルゴリズムにおいて、検索上位で表示するブログとして評価されることも、遠くないでしょう。
まとめ
ここでは、コンテンツライティングに大切なマインドセットを説明しました。
- コンテンツによる効果を、短期間で求めないこと
- 一つのコンテンツにつき、最低でも半年間様子を見ること
- 文章は上手くなくてもいいが、読者にとって理解できる言葉を使うこと
- 文章力は、日々書く努力をすれば自ずと向上すること
- 理念となるブログテーマは、必ず設定すること
- コンテンツテーマは、ブログテーマを深堀したものにすること
これらを踏まえて、次のステップに進んで行きましょう。
Originally posted on 2018年4月11日 @ 12:41 PM