こんにちは。静観です。
ネットビジネスをしていると、どこかで一度は、
プロダクトローンチ
という言葉を聞くと思います。
昔は、かなり強い言葉でした。
一気に売上を上げる。
短期間で大きな売上を作る。
見込み客を教育して、販売開始と同時に爆発的に売る。
そういう文脈で語られることが多かったです。
正直に言うと、僕も昔はこの手法にかなり興味がありました。
というより、実際にやったこともあります。
商売をしている以上、売上が上がる仕組みに興味を持つのは自然です。
きれいごとだけでは、事業は続きません。
ただ、今の僕が思うのは、
プロダクトローンチは悪い手法ではない。
でも、使う人の心が荒いと、かなり危ない手法になる。
ということです。
ここを勘違いすると、売上は上がっても、あとで恨みを買うような売り方になります。
だからこの記事では、昔の記事の考え方を今の静観の視点で整えながら、プロダクトローンチとは何かを、ひとり起業家向けに静かに話していきます。
プロダクトローンチとは、商品をいきなり売らない販売の流れ
プロダクトローンチをものすごく簡単に言うと、
商品をいきなり売らず、先に価値や考え方を伝えてから販売する流れ
です。
言葉だけで分けると、
- プロダクト=商品
- ローンチ=売り出す
です。
つまり、商品を売り出すことです。
ただ、普通の商品販売と違うのは、いきなり販売ページを見せて「買ってください」と言うのではなく、販売前にいくつかのコンテンツを届けるところにあります。
たとえば、
- 無料動画
- 無料レポート
- メール講座
- 体験談
- 事例紹介
- 問題提起
- 解決策の一部
こういうものを先に届けて、読者や見込み客に、
これは自分に必要なものかもしれない
と感じてもらう。
そのうえで、最後に商品を案内する。
これがプロダクトローンチの大まかな流れです。
昔の言い方でいえば、「教育してから販売する」ということになります。
ただ、今の僕は「教育」という言葉が少し強いとも感じています。
相手を上から教え込むような感じがあるからです。
今の静観の言葉で言うなら、
販売前に、相手が自分で判断できる材料を届けること
このくらいが、ちょうどいいと思います。
なぜプロダクトローンチは売れやすいのか
プロダクトローンチが売れやすい理由は、単純です。
人は、いきなり商品を見せられても、なかなか買えないからです。
特に、情報商材や教材、講座、会員サイトのような商品は、買う前に中身がすべて見えるわけではありません。
本屋さんの本なら、立ち読みできます。
目次も見られます。
数ページ読めば、自分に合いそうかどうかもわかります。
でも、情報商材や有料教材の場合、基本的には販売ページや発信者の言葉から判断するしかありません。
だからこそ、販売前に、
- どんな考え方の人なのか
- 何を大事にしているのか
- 本当に実践しているのか
- 自分に合いそうなのか
- 信用してもよさそうなのか
これを感じてもらう必要があります。
ここを丁寧にやると、販売前から期待感が生まれます。
そして、うまくいくと、
早く販売してください。
それ、欲しいです。
自分に必要だと感じました。
という状態になる。
昔の記事では、ここを「相手の方から売ってくださいと言ってくる」と書いていました。
この表現は少し強いですが、感覚としてはわかります。
本当に必要な人に、必要な順番で、必要な情報が届くと、売り込みをしなくても、相手の中に自然と欲しい気持ちが生まれるのです。
プロダクトローンチのメリット
プロダクトローンチのメリットは、やはり売上が大きくなりやすいことです。
特に、販売開始前から見込み客の気持ちを高めておけるので、販売開始と同時に売上が立ちやすいです。
主なメリットを整理すると、こうです。
- 販売前に信頼関係を作りやすい
- 商品の必要性を伝えてから販売できる
- 短期間で売上を作りやすい
- 一度作った流れを再利用できる
- ステップメールやファネルに応用できる
- 商品作りそのものの理解が深まる
ひとり起業家にとって大きいのは、一度作った流れを再利用できることです。
たとえば、無料レポートを作る。
そこからステップメールを作る。
最後にフロントエンドの商品を案内する。
この流れを一度作っておけば、あとから改善しながら使い続けることができます。
これは、今の静観でいうところの、
発信を資産に変える
という話にもつながります。
一度書いた記事。
一度作った無料レポート。
一度組んだメール講座。
一度作った販売ページ。
それらが、ただの単発作業ではなく、あとからも働いてくれる流れになる。
ここは、プロダクトローンチやDRMを学ぶ大きな意味だと思います。
でも、デメリットもかなり大きい
ただし、プロダクトローンチにはデメリットもあります。
昔の記事でも書いていましたが、主なデメリットはこのあたりです。
- 広告費がかかる
- 制作費がかかる
- 準備に時間がかかる
- 失敗すると赤字になりやすい
- 詐欺っぽく見られやすい
- 煽りが強くなりやすい
- 売って終わりになりやすい
特に大きいのは、詐欺っぽく見られやすいところです。
これは手法そのものが悪いというより、過去にこの手法を使って、あまり中身のない高額塾や情報商材がたくさん売られた時代があったからです。
販売前に期待感を高める。
動画を何本も見せる。
成功者の声を並べる。
期間限定にする。
今だけ特典をつける。
最後に高額商品を案内する。
この流れ自体は、マーケティングとしてはよくできています。
でも、中身が薄かったり、販売者が売ったあとに消えたりすると、買った人の中に強い違和感が残ります。
そして、あとからこう思うわけです。
あれは結局、売るための演出だったのか。
ここが怖いところです。
手法よりも、提供者の心が出る
僕は、プロダクトローンチという手法そのものを否定しているわけではありません。
むしろ、仕組みとしてはよくできています。
ただ、どんな手法も、使う人の心が出ます。
相手のために使えば、販売前に丁寧に判断材料を届ける流れになります。
でも、自分の売上だけを見て使うと、相手の不安や欲望を刺激して、無理に買わせる流れになります。
ここが分かれ目です。
同じプロダクトローンチでも、
「届けるため」に使うのか、
「刈り取るため」に使うのかで、
まったく別物になる。
昔の僕は、売上の力に目が向いていました。
もちろん、それも商売としては大事です。
売れないと続きませんから。
でも、今の僕は、もう少し静かに見ています。
売上が上がったあとに、相手との関係がどうなるのか。
買ってくれた人が、そのあと安心して続けられるのか。
販売者として、自分はそこにい続けられるのか。
ここまで含めて考えないと、長く続く商売にはなりません。
ひとり起業家がプロダクトローンチを使うなら、小さくていい
ひとり起業家がプロダクトローンチを使うなら、大きくやる必要はありません。
何百万円も広告費をかける。
動画を豪華に作る。
大げさな演出をする。
一気に大量のリストを集める。
こういうことを、最初からやらなくてもいいです。
むしろ、静かに小さくやったほうがいいと思います。
たとえば、
- ブログ記事を書く
- 無料レポートを作る
- メルマガに登録してもらう
- 7通くらいのメール講座を届ける
- 最後に小さな商品を案内する
- 購入者にアフターフォローを届ける
これで十分です。
これも、小さなプロダクトローンチです。
派手ではありません。
爆発的でもありません。
でも、ひとりで続けるには、このくらいがちょうどいい。
自分の言葉で伝えて、自分の商品を案内して、自分でフォローする。
この小さな流れを作れるようになると、商売はかなり安定してきます。
僕自身も、小さなローンチをやったことがある
昔の記事にも書いていましたが、僕自身もプロダクトローンチのような流れを実践したことがあります。
当時は、
- 10万円の商品
- アップセルのコンサルティング
- リードマグネット
- 広告費
- メルマガ登録
こういう流れを作っていました。
結果として、売上も出ました。
登録者も集まりました。
コンサルの申し込みもありました。
だから、プロダクトローンチが売れる手法であることは、体感としてわかっています。
ただ、今振り返ると、もっと静かにできたとも思います。
もっと相手の心を見ながらできた。
もっと売ったあとの関係を大事にできた。
もっと長く続く形にできた。
これは、後悔というより、今の視点です。
人はその時の自分の器でしか商売ができません。
昔の僕は昔の僕なりに、一生懸命やっていました。
でも今は、同じことをやるにしても、もう少し静かに、誠実にやりたいと思っています。
今の静観なら、プロダクトローンチをこう使う
今の僕がプロダクトローンチを使うなら、こうします。
まず、派手な演出はしません。
強い煽りも使いません。
無理な希少性も使いません。
「今買わないと人生が終わる」みたいな空気も作りません。
その代わりに、
- なぜこの商品を作ったのか
- どんな人に届けたいのか
- どんな悩みを軽くしたいのか
- 買うと何が整理されるのか
- 買わなくても何を持ち帰ってほしいのか
ここを丁寧に伝えます。
そして、無料レポートやメール講座では、売る前に本当に役立つ内容を渡します。
そのうえで、
ここまで読んで、もっと静かに整えたい方は、こちらも用意しています。
という感じで案内する。
このくらいが、今の僕には合っています。
商売なので、売ることから逃げる必要はありません。
ただ、相手の心を置き去りにしてまで売る必要もありません。
プロダクトローンチは、目的ではなく手段
ここが一番大事です。
プロダクトローンチは、目的ではありません。
あくまでも手段です。
目的は、商品を通して相手の悩みを軽くすることです。
自分の経験や知識を、必要な人に届けることです。
その結果として、お金をいただくことです。
ここを忘れると、プロダクトローンチはただの売る仕掛けになります。
逆に、ここを忘れなければ、プロダクトローンチはとても便利な流れになります。
売り込むのではなく、判断材料を届ける。
煽るのではなく、必要性を伝える。
逃げるのではなく、売ったあともそこにいる。
この感覚で使えば、ひとり起業家にとっても十分使える手法です。
まとめ
プロダクトローンチとは、商品をいきなり売るのではなく、販売前に価値や考え方を届けて、見込み客が判断できる状態を作ってから販売する流れです。
うまく使えば、売上を作る力があります。
でも、使い方を間違えると、煽りや不信感につながります。
大事なのは、手法そのものではありません。
その手法を、どんな心で使うかです。
ひとり起業家が使うなら、派手にやる必要はありません。
小さな無料レポート。
小さなメール講座。
小さな販売ページ。
小さなアフターフォロー。
これでいいです。
むしろ、そのほうが長く続きます。
売って終わりではなく、売ったあともそこにいる。
ここまで含めて考えられるなら、プロダクトローンチは今でも使える考え方だと思います。
ただし、静かに。
誠実に。
自分の器に合った大きさで。
このくらいが、ひとり起業家にはちょうどいいです。













