企業でも当たり前のように使われるようになったSEOという言葉。
今やSEOを制すれば、企業の売上やブログの集客数アップに繋げられる、いわば口コミのネット版のような役割すら担うようになっています。
インターネットの世界では、あらゆる情報が溢れかえっていて、一つのキーワードに対し検索をかけても、表示されるページ数が何十ページにも及ぶことがあります。そのなかで見るとしても、せいぜい2、3ページ程度。
ということは、自社あるいは自分のブログやホームページといったWEBサイトが、検索の上位に表示されることが重要になってきます。
そうは言っても、なかなかアクセス数が伸び悩んでいるところも多いことでしょう。
では、どうすれば集客に繋げられるのか?
その秘密は、ライティングにあります。
SEO対策とライティングは、切っても切り離せない関係です。
どのようなライティングをすれば、SEO対策、そして集客へと繋げられるのか!?
今からでも使える技を含め、ポイントごとに説明をしていきますので、是非参考にしてみてくださいね!
今さら聞けない…SEOって何のこと?
SEO…今更それが何かなんて聞けないという人もいるのでは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字を取ったもので、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されていますので、聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか?
検索エンジン最適化。その言葉だけでは、具体的にどんなものかわかりづらいですよね。
検索エンジンは、現在Google社が市場を独占している状態です。
その理由は技術的な話になってしまいますので、ここでは省きますが、検索エンジン最適化を噛み砕いて言うと、Googleの検索エンジンで、キーワード検索をしたときに検索結果の上位に表示されやすいように、WEBサイトの内容や構成を工夫することです。
SEO対策が重要視されているのは、インターネット上の膨大な情報に埋もれずに、自社(自分)のWEBサイトをたくさんの人に見てもらうのに、Googleの検索上位に入ることが必須だからです。
Googleの検索結果の上位に入ろうとすると、こまめにWEBサイトを更新しているだけではなかなか難しいため、簡単に言うとGoogleが気に入るようなWEBサイト作りをする必要があるのです。
それがSEO対策と言われるものになります。
SEO対策には、WEBサイトのコンテンツやページなどのサイト作りはもちろん、提供している情報の有益性、検索キーワードと紐づけるための索引のための単語や文章の入れ込み、サイトやコンテンツを構成するプログラム言語の記述方法などがあります。
今回は、プログラムの記述等技術的な話ではなく、誰でも対処できるライティングに関係する部分について紹介していきます。
ターゲットを絞り込めば訴求力も上がる
パッと見て、誰に向けて訴求しているのかわからない。
そんなWEBサイトは、書く側としても柱となるものが明確になっていないため、内容も一貫性がなく雑多になりがちで、読む側の次のアクションに繋げにくい状況を作り出しています。
人気のあるWEBサイトや、人が集まりやすいWEBサイトというのは、ターゲットが絞り込めているため、内容も一貫しており、見ていて(読んでいて)大変わかりやすい構成になっています。
それだけでなく、次のアクションへの誘い込みも巧みです。
企業のHPは「既存顧客」「未開拓顧客」「求職者」それぞれに向けた個別のページを用意されていますが、個人事業者のWEBサイトでは、それがあまり意識されていません。
ターゲットを絞り込むことによって、客層に合わせた内容で構成することができれば、訴求力もまた変わってきます。
自分の商品やサービスを売り込みたい相手は、どんな人(客層)なのか。
それを明確にすると、次にこれらのことが見えてきます。
・ターゲットが知りたいことは何か?
・ターゲットは何を望んでいるのか?
ターゲットはどんな情報を欲しているのかが鮮明になれば、WEBサイトのページ構成や記事内容、コンテンツの方向性が自ずと定まってきます。
WEBサイトの開設目的を明確にしてからサイト構築を
WEBサイトを開設する(した)目的が明確化されていないと、せっかくターゲットがサイトへアクセスしても「ここで問題は解決できないのではないか?」「ここで自分の望むものは得られないのでは?」と思われてしまい、さっさと他のWEBサイトへと流れてしまうでしょう。
ターゲットの設定とあわせて大切なのは、開設をした目的です。
誰のための何の情報を扱っているWEBサイトなのか、プロフィール紹介欄なども利用して、できるだけパッと見てわかるようにしておく。
それだけでも、このサイトは何を伝えたいのか、何の事業者のWEBサイトなのかがターゲットに伝わりやすくなります。
たとえば、個人事務所で経営コンサルティング業をしている人が、ブログを開設したとしましょう。
ブログの開設目的は、顧客に繋がる人にアクセスしてもらい、自社の存在を知ってもらうことです。
コンサルティングといっても、経営、人材、建築など様々な分野があります。
自分で自分が何のコンサルティングをしているかは把握していても、それを明確な言葉で提示していなければ、訪問者はいちいちブログ記事に目を通してから理解しようなどという気長な人ばかりではありません。
WEBサイトのタイトル、サブタイトル、開設者のプロフィール紹介欄を使い、自分がどんな人物でどのような事業を行っていて、どんな経歴があるのかを明記しておくことにより、WEBサイトを訪れた人に「この人には、こんな経験があるなら、うちの問題も解決してくれるかもしれない」と思わせることができます。
書ききれないというのであれば、続きを書いたページを用意しておき、プロフィール欄にリンクを貼ったり、カテゴリとしてわかるようにしておくと、ターゲットにアピールすることができますね。
セルフブランディングの3つの柱を意識する
セルフブランディングとは、自社(自身)に対する価値を高めるマーケティング戦略の一つで、そもそも「セルフ(self)」と「ブランディング(branding)」を掛け合わせた造語です。
簡単に言えば「〇〇と言えば△△」「△△ならば〇〇」といったイメージを第三者に与えることです。
このイメージ作りが出来ているのと出来ていないのとでは、集客は大きく変わります。
たとえば、マヨネーズという調味料を思い出してみてください。
マヨネーズは自宅でも手作りすることができますが、多くの人はあのキューピー人形がマスコットキャラクターでお馴染みの企業が思い浮かぶのではないでしょうか?
逆に、あの企業の名前を思い浮かべれば、マヨネーズが自然と思い浮かぶのではありませんか?
これが、セルフブランディングです。
企業であれば「自社の強み(売り)=社名」、またその逆となることを考え、経営や販売の戦略を考えますが、店舗や個人アフィリエイターなどは、ターゲットに対し商品やサービスを販売促進(プロモーション)だけに走りがちです。
これは、セルフブランディングとプロモーションを混同していたり、セルフブランディングの有用性が理解されていないせいだと考えられます。
プロモーションとは、消費者とのコミュニケーションを通して、特定の商品やサービスを販売する一連の活動を指します。
たとえば、Aという商品を売るために、営業マンが訪問販売をしたり、スーパーなどで試食を勧め購入を促すのもプロモーションの一つの活動になります。
これに対しセルフブランディングは、営業マンが訪問販売して購入を促すにしても、無名の商品や会社にお金を出す消費者はいないことは、営業マンもよく把握していますから、言葉巧みに商品価値を高め、それを消費者にイメージ付けます。すると、消費者はその商品に価値を感じます。
セルフブランディングとは、その商品や会社に対する価値(評価)を上げるあらゆる施策を指しますので、プロモーションのように消費者に購入してもらうだけが目的ではないのです。
巧みにセルフブランディングできているところには、ターゲットが集まりやすくなるので、結果的に売上アップや集客に結び付くのです。
では、集客に繋がるセルフブランディングは、どうすれば良いのか?
それには、次の3つの柱を満たすことです。
(1)商品やサービス、自社(自身)の価値が高いことをWEBサイトを通してイメージ付ける
(2)自社(自身)の社会への認知度を上げる
(3)自社(自身)に対するイメージを植え付ける
既にWEBサイトを開設していて、目的から外れた記事、価値イメージから外れた記事を多数あげているというのであれば、削除するか新たにドメインを取得して新規に作成することをお勧めします。
というのも、余計な記事がある状態で方向転換をすると、検索エンジンにヒットしづらい状況が変わらないうえに、WEBサイトそのものの方向性が曖昧になり、ブランディングしづらい状況となり、何もメリットがないからです。
それであれば、ターゲット・目的を明確にし、最初からWEBサイトを起ち上げ直すほうが、ブランディングしやすくなります。
WEBサイトのタイトルはターゲットを呼び込む看板と同じ
WEBサイトのタイトルは、自社あるいは自身の看板や表札と同じです。
看板や表札がないと、どんな人がそこで何の事業が行っているのか一目でわかりませんよね?
中身のわからないところへ足を踏み入れるような物好きな客(ターゲット)は、それほど多くはありませんから、WEBサイトのタイトルは意味がすぐに通じるようなもののほうが、足を踏み入れてもらいやすいです。
タイトルは看板だと説明しましたが、検索結果にはタイトル以外にもWEBサイトの紹介文が表示されます。
この紹介文を表示している部分のことをメタディスクリプションといい、これは任意に設定することができます。
メタディスクリプションに設定した文章のなかに、検索キーワードと合致するものがあれば太文字で表示されるため、WEBサイトの魅力を直接訴えかけられる「つかみ」の役割をしてくれます。
メタディスクリプションで入力された内容は、セルフブランディングにも効果がありますので、それを踏まえた内容にしておくと「ちょっと見てみようかな」とアクセス数アップにも繋がります。
〔タイトル、メタディスクリプションに入力できる文字数〕
・タイトル…35文字前後
・メタディスクリプション…120文字以内
タイトルやメタディスクリプションで集客するコツは、ターゲットが求めるであろう内容(キーワード)を盛り込むことです。
記事タイトルに大切なのはKWとキャッチーさ
ターゲットが求めているものを本当は提示しているにもかかわらず、一目見るだけでこの答えが得られるかどうか判別できないWEBサイトでは、せっかくの訪問者が他のWEBサイトへ簡単に流れてしまいます。
流出を防ぐためには、一目見て「これを読めば、自分の欲しい答えがわかるんだ」と思ってもらえるような記事タイトルにすることです。
それに必要なのは、「キーワード(KW)」と「キャッチーさ」です。
たとえば、ある年代のワインを探しているとして、ワインを取り扱っている店舗のWEBサイトを訪問したとしましょう。
「おススメ!〇〇産ワイン入荷!」という記事タイトルで、内容で探している年代のワインの紹介を掲載しています。でも、それは記事本文に目を通してわかるものだとしましょう。
あなたなら、タイトルだけでその記事を読もうと思うでしょうか?
私なら、読みませんね。もしかしたら目当てのものでないかもしれないのですから。そんな時間があるなら、もっと明確に答えがわかるWEBサイトを探します。
では、「××年収穫!〇〇産△△ワイン入荷!残り〇本」こんなタイトルだとどうでしょうか?
こんなタイトルであれば、それだけでここの店舗では取り扱いがあるんだと知ることができます。在庫が少ないことがわかれば、今すぐに問い合わせて、確保しておきたいと考えるかもしれません。
年代が同じでも、違う種類のワインを欲しているとしても、他の種類のワインもあるのでは?と考えられるでしょう。
そもそも、それが滅多に入らないような希少な商品であれば、それを取り扱っているというだけで、希少なワインも揃う店というブランディング効果が生まれます。
また、内容に関連商品などの紹介やリンクがあれば、その商品の購入を考えるかもしれませんし、リンク先の記事を読んでみて、その店舗の今後の動向をチェックするようになるかもしれません。
多くの訪問者は、できるだけ少ないアクションで結果を欲しています。
タイトルは、必ずしも誰もが見て気になるような内容である必要はありません。
ターゲットにピンポイントで訴求できる内容であればいいのです。
見出しがある記事は読みやすい!概略を記そう
WEBサイトでもHPとブログでは、ページ構成の自由度が違いますね。
ブログでは、長文の書きやすさと簡単に投稿ができるため、1ページ丸ごと延々と文章が続いているサイトをよく見かけますが、これはターゲット目線ではないですね。
なぜなら、ターゲットの多くは、自分の抱えている問題に対して”今すぐ”に答えを知りたいのです。
そんなターゲットが、1ページ丸ごと文章を読む労力と時間を注いでくれるでしょうか?
SEO対策ができているWEBサイトというのは、ターゲット目線でのサイト構成ができているWEBサイトでもあるのです。
ターゲット目線で構成されたWEBサイトは、自分のサイトに訪れたターゲットを逃がさないよう、ターゲットを網の目に捉え離さない工夫を随所に施しています。
その工夫の一つに、「見出し」の設定です。
見出しは、検索エンジンにヒットしやすくなるという利点があるだけでなく、ターゲットに対し欲しい答えを用意していることを、本文に目を通してもらわなくても提示することができる役割を持っています。
たとえば、実用書の目次。必要な時に必要な箇所のページを瞬時に開けられるように、概略のような見出しが付けられていますよね?
WEBサイトの見出しもその目次と同じで、記事本文の概略を示すことによって、記事タイトルで目を惹かれた訪問者に「あなたの欲しているものは、ちゃんとここにありますよ」と案内することができるのです。
さらに、見出しを設定することのメリットは、他にもあります。
・キーワードをより多くページに盛り込むことができる
・記事内容がすっきりとまとまり、読みやすくなる
・書く側にとっても見出しを基に記事内容をまとめればいいので、伝わりやすい内容構成になる
・後から訂正・削除等修正を加えやすい
どれだけターゲットにとって訴求力のある内容になっていても、見た目で読みにくいと感じられてしまっては、元も子もありません。
見出し設定する場合にも「キーワード」と「キャッチーさ」をお忘れなく!
記事は適度にKWを入れるだけ。入れ過ぎは厳禁!
ターゲットが求めるキーワードを盛り込んだ記事作りは、当然のこと。
一昔前は、記事中や記事には表示されないけれどソース上にたくさんキーワードを入れた方が検索に引っかかりやすい時期もありました。
現在では、逆に入れ過ぎは検索順位を下げる結果を招いてしまうようになりました。
現在のGoogleの検索エンジンでは、今は自然な文章の中にあるキーワードを、ユーザー(検索者)が求めているキーワードとして認識するようになっています。
その理由は、検索エンジンの内部の話になってしまうので、詳細は割愛させていただきますが、検索する上で必要な情報を処理する動作の中に人工知能(RankBrain=ランクブレイン)が導入されたことが大きな要因とされています。
簡単に言えば、人工知能が、日々世界中でGoogleで検索をしている人たちの検索情報やパターンを取り込み記憶し、最適な答えを出す。それが、検索結果として表示されています。しかし、人工知能のその処理能力や能力の成長具合は目覚ましく、より自然な文体やパターンを覚えることで、不自然なものはどんどん排除することも覚えているのです。
とはいえ、キーワードを自然に入れるのって、慣れるまでは案外難しいですよね。
どうしても不自然になってしまうというときの対処のコツをお教えしましょう。
(a)「It」で表記できる箇所にキーワードを入れ込む
(b)一文につき、1キーワードまでとする
(c)キーワードは、文章全体の5~7%程度に留める
(d)声に出して読んでみる
キーワードの数が多すぎると、圧迫感を感じさせ、嫌味になることがあります。場合によっては検索エンジン側でWEBサイトが迷惑行為をしているとみなされてしまい、上位表示することができなくなり、順位が落ちてしまうことがあります。
現在のところ、全体文章の約5%が安全で、自然な文章と見なされる割合となっているようです。多くても7%程度が限度のようですので、記事を作成したら、一度キーワードがどれくらい出現しているか調べてみるといいでしょう。
インターネット上のフリーソフトに、文字カウントをしてくれるものがいくつもあります。その中には、指定のキーワードが文章全体にどれくらい出現しているかカウントをしてくれるものもありますので活用してみてください。
最後(d)については、驚かれた方もいるのではないでしょうか?
わざわざ声に出す必要がないとお思いでしょうが、実はこれはかなり有効です。
人が文章を読むとき、ただ文字を追うだけで脳が内容を理解しているわけではありません。
声として口から音を発していなくても、頭の中で文字を音声に変換して読み進めています。
特に、内容をより深く理解したいとき(しようとするとき)に、無意識に音読をしたり、リズムを取るのはそのためです。
何度も同じ文章を目だけで追っていると、不自然さに慣れてしまい、わかりづらくなってしまいますから、そういうときこそ声に出して読んでてください。文章のまとまりの些細な違和感を感じやすくなりますよ。
SNS効果を利用するなら「共感」「面白さ」も必要
SNSを通じて、自社の動向などを社会に発信している会社が増えてきていますね。
ですが、そのSNS。上手く使えているでしょうか?
HPでの近況報告の簡略版のような存在になってはいないでしょうか?
低コストで情報発信ができるSNSは、大変魅力あるツールです。
だからこそ、上手に使い、セルフブランディングやSEOに繋げたいものです。
名前が広く知られていない事業者であれば、SNSを活用したいところです。
ご存知のようにSNSによる口コミ効果は、これまでの対面・対話の口コミとは違い、その拡散スピードは桁違いに速いです。
その性質を利用するのであれば、やはりまずは自分のアカウントが人目に留まる必要があります。
そこから興味を抱いてもらい、自分のWEBサイトへアクセスしてもらう。実店舗等があるなら、そこへ足を運んでもらう。
人目に留まるとは言っても、会社や自分の品位を落とすようなものではなく、ちょっとした面白い話、思わず先が読みたくなってしまうような話など、引き込む要素を含めた投稿をしてみてください。
自社の業務内容と違うのに?と思うかもしれませんが、それには理由があります。
平成27年度の総務省が「社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への人々の意識に関する調査研究」を調査した結果について取りまとめたものをご紹介しましょう。
【SNS拡散する年代と拡散頻度(%)】
※拡散頻度は、ほぼ毎日/週1~2回程度/週1~2回未満/ないの順で記載。
全体の拡散頻度(17.1/13.6/24.6/44.7)
1位 20代以下(21.7/17.4/22.0/38.8)
2位 50代(18.7/13.6/24.2/43.4)
3位 60代(11.3/10.5/31.5/46.8)
4位 40代(13.3/12.5/26.6/47.7)
5位 30代(16.5/11.4/23.1/49.1)
ほぼ毎日拡散しているのは、20代以下が最も多く、次いで50代60代となっています。
【SNSを拡散する理由ランキング】
1位 内容に共感したかどうか…46.2%
2位 内容が面白いかどうか…40.4%
3位 生活に役立つ内容かどうか…30.4%
4位 社会的に重要な内容かどうか…26.9%
5位 情報の信憑性が高いかどうか…23.5%
※6位~10位は省略。
1位、2位の理由が圧倒的に多いのがわかります。
つまり、真面目に我が社ではこういうことをしていますよといった定例報告的な投稿よりも、共感・面白さを感じてもらえる要素がなければ拡散されにくいということです。
拡散は、人の手で行われるもの。つまり、人の心を動かせるものであれば、あとはユーザーが勝手に拡散してくれるのです。
古い情報は削除orリライトを!情報は常に新しいものを
検索上位に入るために、ブログ記事を毎日新期投稿したり、HPの更新頻度を上げてみたりして日々努力しておられる企業や事業者も多いことでしょう。
特に、規模の小さい個人店舗やアフィリエイターなどは、そうやって毎日のスケジュールの中に、記事投稿という業務時間を作っているところもあるのではないでしょうか?
更新頻度を上げれば、検索上位に入りやすくなるかもしれませんが、それは絶対ではありません。
他にもやるべき業務があるなかで、毎日更新するのは、大変な作業なはず。
全く更新がないのも考えものですが、毎日更新することが良い結果を生むわけではありません。
大切なのは、ページの内容等WEBサイトのコンテンツを充実させ、訪問者(ターゲット)にとって有益な情報の提供をすることです。
新しい記事を上げるにしても内容が薄くなってしまうようであれば、いっそのこと書かない方がまだマシです。
それならば、過去の記事で情報が古くなったものを新しい情報へとリライトして、新規投稿とした方が、訪問者にとって有益です。
この他にも…
・新旧混在する情報は、旧情報を削除し、常に新鮮な情報が得られるようにする
・全体的なレイアウトを見直す
といった作業をすることで、ターゲットが求めるものに近いWEBサイト作りができます。
それだけでなく、鮮度の高い情報を取り扱っているWEBサイトには、訪問者が集まりますから、検索上位へ食い込むことができるはずです。
内部アクセスを巧みに使い、訪問者が読みやすいサイトへ
パンくずリストとは、WEBサイト上で、今自分が見ているページがサイト内のどの階層にあたるのかを表示させたもののことです。
たとえば、料理レシピのWEBサイトを見ているとしましょう。
「ごはん」という階層の下には、「炊き込みご飯」「丼」「おこわ」「粥」などの改装があります。
「丼」の階層の下には、「親子丼」「かつ丼」「牛丼」などがあるとします。
親子丼のページをあなたが見ているとしたら、これをパンくずリストにすると「ごはん>丼>親子丼」となります。
階層型のWEBサイトの上部に「>」で括られているのが、パンくずリストです。
パンくずリストは、内部リンクのリストですから、訪問者にとってパンくずリストがあるのとないのとでは、WEBサイトへの使い勝手が異なってきます。
パンくずリストがないWEBサイトはブログサイトに多いですが、設定上パンくずリストを表示させることができないようであれば、任意設定できるカテゴリ機能や内部リンクを上手く使いましょう。
・訪問者が見ているページから、他のページへ移動しにくい状態になっていないか?
・リンク先のページは適切に表示されるか?
当たり前のことですが、ページの追加・削除を行った際、リンクが上手く貼れていないと、サイト管理がちゃんとできていないと思われてしまいます。
そうなると、せっかく正しい情報、有益な情報の提供をしていても、サイトへの信頼性も低下します。
ほんのちょっとした気遣い。ほんの僅かな心配り。
接客の基本ですが、それはWEBサイトでも同じです。
SEO対策に直結するわけではないので見過ごされがちですが、訪問者にとって良質なWEBサイトを提供することは、Googleの検索エンジンが求めているものでもあります。
SEO対策を専門に行う請負業者もいますが、今回ご紹介した方法は、コストもほとんどかかりません。
専門家に依頼する前に、是非一度試してみてくださいね!
Originally posted on 2017年8月31日 @ 1:16 PM