リセールライトの様々な権利
今回は、リセールライトの種類について解説していきます。リセールライトは権利ビジネスなので、どんな権利があるのかを把握しておくと、リセールライトビジネスを上手く軌道に乗せていくことが出来ます。
リセールライトの一般的な権利
リセールライトには、多くの権利があります。その中でも一般的に使われている、誰でも始めやすいリセールライトの紹介です。
リセールライト
まずは、リセールライト。これは、再販権利です。ようは商材しか販売できない権利で利益も100%自分のものです。詳しくはリセールライトとは?をご覧ください。
マスターリセールライト
マスターリセールライトを一言でいうと「再販権を付けて再販売できる」という権利の事です。規約書が、大半のマスターリセールライト製品についております。以下のような規約です。
好きな数だけ再販売できる
再販権を付けて再販売できる
再販売の利益は 100%販売者のもの
他の商品とセットにして販売できる
他の商品の特典・アフィリエイト特典にできる
セールスレターを編集できる
無料配布はできない
商品PDFは改変・改良できない
素材のみの販売・譲渡はできない
全てが、上記のような規約ではないのですが、基本的には、「再販権を付けて再販売できる」権利だと覚えておいてください。
フルマスターリセールライト
マスターリセールライトに、フルを加えたものですが、これは無料配布できるようになった、マスターリセールライトという事になります。
実は、リセールライトがあまり良い印象ではない。というきっかけになったのが、このフルマスターリセールライト権利の悪用と見ています。
権利という物は、非常に売りやすい物ですので、残念ながら、稼げればいいという輩が寄ってきてしまいます。そのお金の亡者が内容の薄い物を
というように、安易なマーケティング展開を主催した金の亡者がいて、とりあえず金稼げれば何でもいい金の亡者の予備軍的な方々に対し、スグ稼げるぞ!と提案し、実際やってみると非常に稼ぎやすかったために詐欺的な印象、悪い印象が付いてしまったんです。
こういうマーケティングは長続きしませんしあまり評価されないのも仕方のないことです。
ですがやり方によっては、マスターリセールライト権利自体は非常に良い物なので、商材の内容をしっかりしたものに、価値のあるものに仕上げることが出来るのならば、
普通に
となるのが、普通の心理状態です。なのでマスターリセールライト権利を活用する側、権利を買う場合も、「商材の内容がすごくいいね。」と思うような率直な気持ちになれる物、価値のある製品をチョイスしていくべきです。
リセールライトだけど変わった権利
リセールライト権利の中にも、ちょっと変わった権利もあるのです。以下を見ていきましょう。
ギブアウェイライト
これは、一言でいうと、「無料で許可なく配布して良いですよ」という無料配布権利の事です。
無料配布可能
他の商品の特典・アフィリエイト特典にできる
オプトインページを作り配布しリストをとれる
販売はできない
商品PDFは改変・改良できない
素材のみの販売・譲渡はできない
今でこそ どんな方でも イーブックを作ってリストを取る という※ダイレクトレスポンスマーケティング(あとで記事にします)を実践しているのですが、
ギブアウェイライトが流行っていた8年ほど前、
- イーブックを手っ取り早く作りたい方
- リストを獲得したいと思っている方
- 何かしらの商材特典にしたい方
このような、方々が ギブアウェイライトのイーブックを手に入れて、ネットマーケティングを実践ルス際に、活用されていました。
ギブアウェイライトを受け取る側のメリット
- 請求者の見込み客リストを手に入れる事
- イーブックを作る手間が掛からない事
- 何かしらの商材の特典・アフィリエイト製品の特典として使える事
ギブアウェイライトを主催する側のメリット
- 誰かが自分のイーブックを配布してくれて勝手に広げてくれる事で収益化につながる
このように、相互のメリットがあるので、やり方によっては、現在でも比較的使える方法です。
ただ、イーブックの内容が良い場合に限ります。
ですが、頑張ってイーブックの内容を良質なものにし、配布者にも配布したいと思ってもらえるレポートに仕上げれば良いだけです。
そして、イーブックの最後のページに 著者情報を記載し 何かしらの自社製品への誘導か、関連性のある無料イーブックのへの案内を入れておく事で、勝手に見込み客リストがたまるという ものすごいメリットがあります。
ロイヤリティライト
ロイアリティライトを一言でいうと「売り上げのフィーを支払ってくださいね。」という 売り上げの数%は支払ってください。という規約が付いたもの全般を言います。権利になります。
売上の数%を支払う
好きな数だけ再販売できる
再販権を付けて再販売できる
再販売の利益は 100%販売者のもの
他の商品とセットにして販売できる
他の商品の特典・アフィリエイト特典にできる
セールスレターを編集できる
無料配布はできない
商品PDFは改変・改良できない
素材のみの販売・譲渡はできない
一概には、上記の規約とは限りませんが、参考までに、
オフラインの世界では、コンビニのフランチャイズに若干似ております。
実は、私も最近でも ロイアリティライトを主催しリセールライトビジネスを実践しています。
問題なのは、何をやってフィーを貰えるに値するか? という価値を生み出すことです。答えは顧客のサポートを承るという物です。
リセールライトの最大の弱点は、商材のサポートをリセールライト権利を受け取った側が しなくてはいけないという物ばかりです。
なので、商材を作っていないのにも関わらず、サポートをすることになりますから 出来ない という結果になるのもよくある話です。
これでは、ビジネスが成り立ちませんので、ロイヤリティライトを使い お客様のサポートを承るようにすれば、権利を受け取った側も安心して販売活動に専念できます。
そして、ロイヤリティライトを提供した主催者側は、フィーを貰いながら お客様とコミュニケーションを取り、悩みを聞き出し 新しい自社製品の開発に取り組めたり 既にある製品を個別に案内し販売することもできるのです。
主催者側と権利受け取り側との倫理
ロイヤリティライトを活用する場合、初めに権利受け取り側との倫理も気を付けなければいけません。
例えばお客様のサポートを承る場合 サポート後 お客様の人生をより良い物にしたい場合、その他製品の案内を余儀なくされるパターンもあるのです。ビジネスではよくある話です。
そうなると、予め「お客様の人生をより良い物にするために」案内するかもしれないという事を伝えておくべきなのです。
というのは 初めのうちに伝えておかないと コンプライアンス違反になりかねないので、ロイヤリティライトを実践していく場合はこの辺の約束事などの取り決めに最善の注意を払いましょう
ですが、現状はネットマーケッターで稼いでいる方々の大半は、コンプライアンスの意味も知らずに、普通に違反している方も多くいるように思います。
もう一度言いますが、初めにきちんとロイヤリティライトを受け取った方に対し、お客様のサポートを代行するなどの約束事をした場合、顧客情報をどうするのかを透明化しておく事をお勧めします。
リプリントライト
これは、マスターリセールライトの画像版の事です。
画像を編集して再販売していいですよ。という意味になります。
画像の場合は写真などもありますし、流行りのインスタグラムなどを見ていると、素晴らしい写真がたくさんあります。
もちろん無断で使い 加工したり 販売したり するのはNGです。そこで、リプリントライト権利を主催すれば、自分で撮った写真などを 普通に販売するよりも多くの金額を販売することもできます。
というのは、現在ブログやサイトで素材として、写真素材が非常に流行っていますので、ありすぎることはないのです。
というのと、
というのでは、どちらが売れると思いますか?
そうです。
リプリトライトを付けている写真素材のほうが数倍も売れやすいのです。もしあなたが写真などを取るのが上手、イラストを描くことが得意でしたら、一度リプリントライトを検討してみてください。その際は私も買いたいですね(笑
リブランディングライト
リブランディングライトというのは、一言でいえば、ブランドの再構築といったところです。製品の内容はそのままで、著者名やパッケージ製品そのものの名前、デザイン、ペルソナの再設定などを考えて、やっていくマーケティングになります。
例えば、ビールのバドワイザーなどが有名ですね。大幅なパッケージデザインの変更、最近に至っては、名所を「Budweiser(バドワイザー)」から期間限定ではありますが、「America(アメリカ)」という大幅な変更を行いました。
ペルソナの設定は、これまで、バドワイザーを飲んだことがない層、バドワイザーと名前を聞くだけで選択しなかったアメリカ人の層をターゲットに名所を変更したと思われます。
最近のビール市場はクラフトビール等の登場により、競争が激しくなっていますので、今回のテスト的なリブランディングが成功するのかどうかは、見守りたい所です。
コンテンツビジネス業界のリブランディングライトの事例
そういえば、以前、パンデミックというソフトが開発されていました。
機能は、無料レポートの著者名の個所に、自分の名前を挿入し アフィリエイトURLを自動で挿入するという、ソフトでした。
これを使い、アフィリエイターの販売促進をやったことがあるのですが、まさにリブランディングライトを使った マーケティング戦略だといえます。
配布側としては、配布するレポートの中の著者情報や 紹介リンクがどうしてもネックになり
こんな気持ちになりますので もしそこに自分の名前や自分の紹介リンクがあれば、紹介したくない壁を乗り越えて、逆に紹介したくなるような気持に変わるのです。
お互いにメリットのある関係じゃないとビジネスは長続きしませんので、ギブアウェイライトを使ったマーケティング手法の際には、配布してくれる人への配慮も忘れずにしときたい所ですね(笑
リセールライトでも最上級の権利
いよいよ、ここまで来ましたが、リセールライトでも最上級の権利を紹介していきます。
プライベートラベルライト
まず、一言で言いますと、「著作権付の編集権利」です。
E-BOOK を編集して販売できる
E-BOOK の著者を名乗ることができる
一部分のみ切り崩してアーティクルにできる
一部分のみウェブサイト・メルマガに利用できる
プライベートラベルライトは販売・譲渡できない
E-BOOK のワード原版は販売・譲渡できない
著作権は主張できない
大体のプライベートラベルライトの権利といえば、上記のような規約になります。
プライベートラベルライト製品で例を挙げれば、ダイエットのプライベートラベルライトがここにあるとします。
内容を切り離しで、ブログに投稿もできますし 自分がダイエットの商材を取り扱っているとすれば、商材の中にプライベートラベルライト製品の切り離した内容を入れたりできます。
主に、編集を目的として作られたものが中心ですので、使い方はあくまでも編集して使う事を覚えておいてください。そのまま著者名に自分の名前を入れて販売するというよりも、この権利を
買うべき人は、自分で商材を作っていてコンテンツに付加価値を加えたい人
主に、このような方がプライベートラベルライトを取り扱うべきだと思います。
売る側は、何かしらの商材をこれまで販売していた方、もしくはコンテンツフォルダーと呼ばれる、コンテンツを作っていく能力が誰よりもたけている方
こういった2者の方が権利を販売していく事がお勧めになります。
プライベートラベルライト権利だけでお金儲けを企てないように注意
プライベートラベルライト権利は、権利上非常に売れやすいのです。なので、販売して、お金儲けだけに走らないようにしてください。何も良いことがないし、長続きしません。
まあ、これは極端すぎますが、詐欺師がだまそうと思って企てているときに、金稼げれば何でもいいという気持ちになっていると、スグに騙されてしまう傾向にあるので、ご注意ください。
プライベートラベルライト権利の基本的な考え方は、「著作権付の編集権利」を活用して自社製品の強化、自社製品の強化を行い方に対し売る側は提供する。という考え方を持ちながら相互にやっていく事なのです。
ですが、提供する側の製品が、濃いもの、ためになるものであれば、ガンガン遠慮せずに権利を販売しても問題ありません。
フルライトライセンス
リセールライトにおいて、おそらく、フルライトライセンスが一番最強の権利です。これは何も規約がないライセンスという事になります。同じような意味を持ったパブリックドメインもありますが、若干違います。
フルライトライセンスは、プライベートラベルライトの著作権付きが無くなったライセンスなのです。もうどうにでもなれのような最終形態です。
プライベートラベルライトのように編集して使ってもいいし、著者名も名乗れるし、売ることもできるし、何でもどうぞな感じです。
あまり解説はいらないように思います(笑
フルライトライセンス=意図的に著作権を放棄
パブリックドメイン
パブリックドメイン(public domain)とは、主に著作権が無くなったもの、時間と共に著作者がこの世からいなくなりそれを後継する者もいないなどして、消滅してしまったコンテンツの事を言います。フルライトライセンスは意図的に著作権を放棄しましたが、パブリックドメインに関しては、時間と共に著作権が消滅したもの。と認識すると分かりやすいかと思います。
パブリックドメイン=著作権が消滅
まとめ
随分と長くなりましたが、リセールライトには、このように様々な権利があり種類が豊富です。無限の可能性を秘めたビジネスだと私は感じています。広げ方や伝え方で怪しいと思われがちな リセールライトビジネスですが、正しいやり方で権利の意味をしっかりと把握しながら実践していけば、間違いなく人々の役に立つビジネスと言えるでしょう。
Originally posted on 2016年6月23日 @ 1:35 PM