他人のアイデアを再利用する「現代版パブリックドメイン」
前回は「他人の書籍をパクッて成功した『ザ・シークレット』」についてお話ししましたよね。今日はその続きとして、「現代版のパブリックドメイン」とも言える、新しい手法についてお話しします。
この手法は、あなた自身のブランドを築くために自由に使える、編集権利と販売権利付きのブランドコンテンツなんです。
編集権利と販売権利付きブランドコンテンツ(PBC)とは何か?
編集権利と販売権利付きブランドコンテンツ(PBC)は、あなたが自由に編集して自分のブランドとして利用できるコンテンツです。
PBCは「Personalizable Branded Content:パーソナル・ブランド・コンテンツ」の略であり、他人が作ったコンテンツを自分のブランドに最適化して利用できるという意味を持っています。
販売権利と編集権利きブランドコンテンツ
- Personalizable:パーソナル
- Branded:ブランド
- Content:コンテンツ
つまり、他人が作ったコンテンツをそのまま使うのではなく、自分のブランドに合った形にアレンジし、再利用や再販売が可能になります。
このPBCコンテンツは、まさに「現代版のパブリックドメイン」とも言えます。
なぜなら、パブリックドメインと同じように、既に作られたコンテンツを自由にアレンジして、自分のビジネスに活用できるからです。
違う点は、パブリックドメインが古典的な作品であるのに対して、PBCは現代のニーズに合わせて新しく作られたコンテンツだということ。これにより、より直接的に、すぐに使えるビジネスリソースとして活用できるんです。
PBCの賢い使い方
例えば、PBCを使えば、ブログ記事、電子書籍、メルマガなど、さまざまなコンテンツを短時間で作成できます。
アイデアを生み出す時間を省き、編集やアレンジに集中することで、独自の価値を持つコンテンツに仕上げることができるんです。
まさに、『ザ・シークレット』のロンダ・バーンが古典を現代風にアレンジしたのと同じように、PBCを使えば、既存のコンテンツを自分らしくアレンジして、多くの人に届けることができます。
ビジネスの加速的成長
また、PBCコンテンツは、あなたの専門分野にあったものを選べば、短期間で大量の価値あるコンテンツを提供できるため、ビジネスの成長を加速させるのに役立ちます。
ブランドの価値を高める
PBCは、単なるコンテンツの編集にとどまらず、あなたのブランドの価値を高めるためのツールとして活用できます。
編集権を使って、自分のスタイルやメッセージをコンテンツに反映させることで、他にはないあなたのブランドとして発信できるのです。
信頼感と親しみ
例えば、PBCを使ってブログ記事を作成するとき、元のコンテンツにあなた独自の視点やスタイルを加えることで、読者に「これは自分のために書かれた記事だ」と感じてもらえます。
これにより、あなたのブランドに対する信頼感と親しみが生まれます。
パブリックドメインとPBCの違い
パブリックドメインとPBCの主な違いは次の通りです:
パブリックドメイン:
- 無料で利用可能です。
- 古典的な作品が多く、著作権が消滅しているため、誰でも自由に使えます。
- コンテンツの内容は古いものが多く、現代に合ったアレンジが大変な場合がある。
- あるパブリックドメインの古典作品を利用して現代風にアレンジしようとした編集者が、内容が古いため現代の読者に響く形にリメイクするのにかなりの手間と時間がかかったという事例があります。
- 無料で手に入る反面、古いコンテンツを現代風にリメイクするのは大変な場合が多いです。
PBC(Personalizable Branded Content):
- 有料で、特定の企業やクリエイターから購入する必要があります。
- 最新の情報やトレンドに基づいたコンテンツが多く、現代のビジネスに直結した内容が手に入ります。
- 自由に編集・変更ができ、自分のブランドに最適化しやすい。
- 有料であるものの、すでに現代のニーズに合わせて作られているため、そのまま使っても効果的であり、編集の手間が少ないというメリットがあります。
このように、パブリックドメインは無料で使える一方、PBCは有料ですが、現代のニーズに合わせた最新のコンテンツを提供する点で大きなメリットがあります。
また、PBCには自由度が高いものが多く、購入者はタイトルや内容を自由に変更し、まるで自分が書いたかのように公開することができます。これにより、時間や労力を節約しながら、独自のブランドやスタイルで発信できるんです。
PBCを使って成功するには
PBCをうまく使って成功するには、単なるコピーではなく、自分なりの視点を加えることが重要です。内容を現代のトレンドや自分の読者のニーズに合わせてアレンジすることで、より価値の高いコンテンツを提供できます。
ロンダ・バーンが『ザ・シークレット』で成功したように、あなたもPBCをうまく活用し、自分のビジネスに合った形でリメイクしていけば、多くの人に影響を与えることができるでしょう。
まとめ
PBCは、まさに「現代版のパブリックドメイン」として、他人のアイデアをうまく活用して自分のものにするための強力なツールです。ただし、重要なのは、ただの模倣で終わらせるのではなく、自分の独自の価値を加えていくこと。
パブリックドメインとPBCの違いを理解し、それぞれのメリットを活かして、新しい価値を生み出していくのが、賢いひとり起業家の戦略と言えるでしょう。
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こんにちは、村本です。いつもありがとうございます。