「この売り方じゃない気がする」が生まれるとき
売れていなかったわけではありません。
むしろ、数字だけを見れば
「うまくいっている」と言える状態でした。
反応もある。
申込みも入る。
やり方も、これまで学んできた通り。
それでも、
販売の途中や、終わったあとに
ふと残る感覚がありました。
「なんだか、しんどいな」
「この売り方、ずっと続けるのかな」
はっきりした不満ではありません。
大きな問題があるわけでもない。
ただ、
言葉にしづらい違和感が
確かに残る。
この感覚を、
多くの人はこう捉えます。
・自分がまだ未熟だから
・もっと上手くやれれば楽になる
・別の方法を探せば解決する
でも、
私自身の経験や、
周りを見てきた中で思うのは、
この違和感の多くは
失敗のサインではない
ということです。
売れるようになってから始まるズレ
この違和感が出てくるのは、
たいてい
「売れなくて悩んでいる時期」
ではありません。
・ある程度売れるようになった
・型を回せるようになった
・再現性が見え始めた
こうした段階に来て、
静かに始まります。
売れる力がついたからこそ、
今度は
売り方そのものを
選べる立場
になった。
その結果、
これまで気にならなかった部分が
無視できなくなってくる。
たとえば、
・本当は、こんな言葉を使いたくなかった
・本当は、急がせたくなかった
・本当は、判断を委ねたかった
でも、
「売れるから」という理由で
続けてきた。
その積み重ねが、
違和感として残ります。
問題は「方法」ではなかった
違和感を感じると、
多くの人は
売り方を探し始めます。
・もっと楽な方法
・もっと自然なやり方
・自分に合うノウハウ
もちろん、
それ自体は悪くありません。
ただ、
多くの場合、
ズレているのは
方法そのものではありません。
ズレているのは、
その方法を使っている
前提です。
・誰に向けて売っているのか
・相手をどんな状態だと見ているのか
・どこまで判断を任せたいのか
この前提が変わっているのに、
売り方だけを
昔のまま使っている。
だから、
うまくいっているのに、
苦しくなる。
無理に答えを出さなくていい
ここで、
「じゃあ、どうすればいいのか」
という答えを
出す必要はありません。
この段階で大切なのは、
方法を変えることではなく、
「前提が、もう変わっているかもしれない」
と
気づくことです。
それだけで、
売り方を見る目は
少し変わります。
この違和感は、
何かを否定するためのものではありません。
「次の段階に来ている」
という合図のようなものです。
この続きでは、
この前提がズレたまま売ると、
なぜ
売り込みや説得が
強くなっていくのか。
その構造を、
もう一段だけ分解していきます。
無理に進む必要はありません。
合わないと感じたら、
ここで止めてください。
判断は、
常にあなたの側にあります。