大きく作らなくていい、という発想
講座やコンテンツを作ろうとしたとき、
多くの人が最初にぶつかる壁があります。
それは、
「ちゃんとしたものを作らないといけない」
という思い込みです。
- ボリュームが必要
- 体系的であるべき
- 誰に聞かれても説明できる内容
- 抜けや漏れがあってはいけない
こうした条件を、
無意識のうちに自分に課してしまう。
そして結果として、
手が止まります。
なぜ「大きく作ろう」としてしまうのか
理由はシンプルです。
多くの人が、
「完成形」から逆算しようとするからです。
- 理想的な講座
- 理想的な教材
- 理想的なサービス
その完成形を頭に浮かべて、
そこに今の自分を当てはめる。
当然、
ギャップが大きすぎて苦しくなります。
でも実際に価値があるのは「途中」
ここで視点を変えてみてください。
本当に役に立つのは、
- 完成された理論
- 100点の設計
- 抜け目のない説明
ではなく、
- どこで区切ったか
- なぜそこで終わらせたか
- 何をやらないと決めたか
こうした判断の話です。
そしてこの判断は、
大きな講座より、
小さな形の方が伝わりやすい。
小さく作る=手を抜く、ではない
ここは誤解されやすいので、
はっきり書いておきます。
「小さく作る」というのは、
- 雑に作る
- 適当にまとめる
- 中身を薄くする
という意味ではありません。
むしろ逆で、
- 伝える範囲を絞る
- 終わりを決める
- 役割を限定する
という、
かなり真面目な作業です。
終わらせられる人が、次に進める
大きく作ろうとすると、
終わりが見えなくなります。
- もう少し足した方がいいかも
- これも説明した方が親切かも
- 誤解されたらどうしよう
そうやって、
いつまでも完成しない。
一方で、
小さく区切った人は、
- ここまでで終わり
- これは次に回す
- 今回は扱わない
と決められる。
そして、
ちゃんと終わらせることができる。
「完走できること」が最大の価値
受け取る側にとっても、
これはとても大事です。
- 最後まで読めた
- 全体が把握できた
- 自分にもできそうだと思えた
この感覚は、
大きくて立派な教材よりも、
小さくまとまったものの方が
圧倒的に生まれやすい。
まずは「一つの視点」だけでいい
講座を作るとき、
最初から全部を語る必要はありません。
- 一つの考え方
- 一つの判断基準
- 一つの整理の仕方
それだけで十分です。
むしろ、
それ以上入れない方が、
伝わります。
今日のまとめ
今日は、
これだけ持ち帰ってもらえたら十分です。
講座やコンテンツは、
大きく作らなくていい。
小さく終わらせていい。
この感覚が持てると、
次の一歩が一気に軽くなります。
次回は、情報を増やすほど、続かなくなる理由
次回は、
「なぜ情報を増やすほど、
人は続かなくなってしまうのか」
この話をします。
これは、
整理がうまくいかない原因を
もう一段深く見る回です。
今日はここまで。
焦らず、
「小さく終わらせる」という感覚を
少しだけ持っておいてください。