人工知能(AI)をマーケティングに活かす7つの方法

現在、人工知能(AI)にはまだ限界があると言われています。しかし先見的なブランドでは、すでに人工知能の力を利用し始めています。それでは、人工知能はどのようなところに利用されているのでしょうか。 

新しい顧客体験 

新しい顧客体験を作り出すために、人工知能(AI)は顧客をナビゲートして商品を探したり、顧客が新しい機能を知るのに役立つよう、独自のバーチャルアシスタントを作ることができます。ブランドは、西洋のビッグ・ファイブのテクノロジー企業によって生み出されたバーチャルアシスタントを利用することもできます。それらを一つ一つ見ていきましょう。

Facebookは2015年にMessengerアプリを通じてMというコンシェルジュサービスを開始しました。Mはユーザのためにアイテムを購入し、贈り物を発送し、レストランを予約し、旅行の手配をすることができるサービスです。

人工知能(AI)と人間との組み合わせによって動かされるので、現時点ではMechanical Turk(メカニカル・ターク-機械仕掛けのトルコ人の意味。

アマゾンのウェブサービスの一つで、コンピュータプログラムを人間の知能と組み合わせて、コンピュータだけでは不可能なタスクを処理させたものがこう呼ばれた)だと言えます。スマホ上では、こんなやり取りができます。

AppleのSiriは数年前から知られていますが、アップグレードされ、今ではユーザが撮った固有の写真を表示したり、eコマースアプリから注文したり、色々な指示を出すこともできるようになっています。

また、HomeKitと統合されているため、暖房や照明の制御にも使用できます。Appleデバイスでのみ使用可能です。

GoogleのパーソナルアシスタントであるGoogle Nowは、サービスを提供するためのより多くのデータが共有されるにつれて、より改善が期待されます。ユーザのブラウジングの行動やソーシャルネットワーク上のコンテンツの消費に基づいて、ユーザのニーズを予測しています。Google Nowは、AndroidとAppleのデバイスで使用できます。

MicrosoftのCortanaは、あらかじめ定義された一連のコマンドを入力することなしに、ユーザの声を認識することができ、Bingの情報を使って質問に答えます。Haloのゲームシリーズでは〝Cortana″ は間違う人工知能なので、この名前が付けられたのはちょっと不思議な気がします。

AmazonのEchoは、SiriとBluetoothスピーカーの能力を9.25インチの高さのシリンダーに組み合わせた接続デバイスです。 ビルトインのパーソナルアシスタントはAlexaと呼ばれています。Alexaは質問に答えたり、AmazonライブラリやPrimeから音楽を再生したり、オーディオブックを読んだり、スポーツの結果を伝えたり、照明をコントロールしたりすることができます。

中国の、Googleと同等の人工知能Baiduも過小評価してはいけません。それはインテリジェントバーチャルアシスタントのDuerを立ち上げました。Duerは人工知能BaiduのAndroid検索アプリに組み込まれており、中国全体で数百万のスマートフォンにインストールされています。これはサービス指向型で、アプリを使って食べ物を注文したり、他のサービスにアクセスすることもできます。

エンタープライズ分野では、Ameliaが興味深いものです。Siriの創業者はViv8という新しい仮想アシスタントを作っています。近い将来、製品やサービスの推奨だけでなく、注文、支払い、フィードバックの提供などのすべてを、人間の介入なしで行う個人コンシェルジュを誰もが持つようになることは合理的に予測できます。そしてこれらは、マーケティング自体の役割にももちろん重要な意味をもってきます。

バーチャルアシスタントの役割の拡張は、製品のパフォーマンスを評価し、代替品のタイミングや性質を推奨することでしょう。IoT(モノのインターネット)の一部として製品にセンサを組み込むことにより、人工知能(AI)は商品の読み取り値に幅を持ち、たとえば電球は今交換した方がいいのか、交換しなければならないのかを判断することができます。バーチャルアシスタントは、パフォーマンスデータに基づいて選択を行うことができるのです。

 

新製品の発売 

LGやSamsungのスマートな冷蔵庫から、アドバイザリー市場のロボ投資製品など、人工知能(AI)を組み込んだ新製品を発売する業界は広範にあります。マーケターの視点からは、人工知能はすべての新製品の発売過程を手助けできると言えます。

ブランドの多くは新製品の発売に向けて十分準備していますが、多くの資料が用意され説明がなされていても、疑問を呈する見込み客は常にいるものです。これは必ずしも顧客の怠惰ではなく、仲間からの安心感を得たいという人間の願望です。しかし 人工知能(AI)を介して「存在している」ということは、今や必ずしも人間である必要はなくなっているのです。

その一例として、BMWは最初のelectric car9の広告キャンペーンに、新しいモデルについて顧客の質問にテキストで答えるiGenius技術を採用しました。iGeniusは、同時質問も処理することができます。こうしてBMWは、ディーラーや顧客サービス担当者に質問処理のトレーニングを施す手間と費用を削減したのです。

データからの洞察 

ビジネスでは、あらゆる分野からの膨大な量のデータが生成されています。このデータの複雑さは人間の能力を超えていますが、これは人工知能(AI)などのテクノロジーには非常に適しています。

Googleのストリートビュー・プロジェクトでは、データ処理への人工知能(AI)の有用性が劇的に実証されました。撮影された映像の建物や通りにタグ付けするのに人間の能力では数週間かかるところ、Google Brainの人工知能の機能を使うと、フランスで撮影されたストリートビューが1時間以内にすべての住所に転記されました。Googleがもはや検索会社ではなく、機械学習会社として説明されているのは当然のことのようです。

EllipseはThoughtlyによって開発された機械学習プラットフォームで、研究者や学生のリサーチのペースを加速するよう設計されています。大量のテキストをリアルタイムで分析、視覚化、要約します。12人が同時にEllipseを使用して数千のリソースを素早くナビゲートすることができます。

Narrative Science社のQuillは、最も関連性の高い情報を特定し、専門的な会話型の言語でリレーすることによって、データを分析して付加価値を高めます。

Quill Engage(https://www.quillengage.com/faq/)は、人々が理解し、行動し、信頼できるビッグデータに埋め込まれた洞察を効率的に伝えるインテリジェントな詳細を提供することを目指しています。Googleアナリティクスに基づいて判読可能なウェブサイトの活動レポートを作成することもできます。

先制的マーケティング 

十分なデータがあれば、行動パターンを特定することが可能です。これを実現するには、適切な量と多様なデータを収集し、その正確性や信頼性のレベルを理解する方法で処理する必要があります。このデータの速度や迅速な分析を維持することで、これらのパターンをタイムリーに増やすことができます。これは真のビッグデータであり、人間の能力を超えていますが、人工知能(AI)にとっては理想的な仕事です。

プログラマティック広告 

プログラマティック広告とは、オーディエンスが重視する要素に基づいた、メディアインベントリの購入で、最近のデジタルマーケティング界で最も人気のあるトピックの一つです。たとえば、ユーザが30代のサッカー愛好家の場合、ウェブ上の彼の閲覧履歴から、次回彼がウェブで新聞記事を読むときに、記事の横側にサッカーシューズの広告が掲示されるというものです。

これはメディアの企画、購入、最適化の自動化であるため、広告主は特定の視聴者や人工統計をターゲットにすることができます。オンラインディスプレイ広告、モバイルおよびソーシャルメディアキャンペーンで使用することができます。

このアプローチは、テレビや印刷にも使用できます。米国で購入されているオンラインディスプレイ広告の半分以上が、プログラムで購入されています。Google Ad ExchangeとFacebookは、主なプログラマティックディスプレイの販売者です。

プログラマティック広告のメリットには、効率と交渉不要のシンプルさ、自動化とデータの組み合わせによるターゲット設定の向上、広告の詳細な情報提供などがあります。しかし、プログラマティック広告には、不正行為の可能性、複数の隠れた代理店の費用、そして広告の持続性の問題もあります。

広告ブロックソフトの広範な使用も、現在いくつかの形式のオンライン広告に脅威をもたらしています。人工知能とバーチャルアシスタントの使用はこれを救い、プログラマティック広告のダイナミックスを変える可能性を含んでいます。今後バーチャルアシスタントが、いつどの広告を受信かを決めるようになっていくかもしれません。

 

コンテンツ制作 

前節で紹介したように、人工知能(AI)は広告の自動生成と最適化のプロセスで使用できます。人工知能はコンテンツを生成してコンテンツを共有するため、プラットフォームと同様に広告を生成できることは、実は驚くべきことではありません。

これは特にデータや分析情報に根ざしたコンテンツの場合に当てはまることです。たとえば、ビジネス情報は、プレスリリースやニュースコンテンツから年次報告書に至るまで、自動筆記ツールによって作成されるようになる可能性があります。米国のテクノロジーリサーチGartner社は、2018年までに、ビジネスコンテンツの20%が機械によって作成されるだろうと予測しています。

AP通信社はすでに、財務情報の多くを生産するために自動化されたシステムを使用しています。人工知能(AI)によって書かれた記事には、記事の終わりに「この記事はAutomated Insights(自動化された洞察)によって生成されました」という書き込みがあります。このシステムはAP、Samsung、Comcast、Yahooなど用に毎週数百万の記事を作成しており、1秒間に2,000件の記事を作成することができると言われています。

Automated Insightsは、マーケティング業界を対象とした特定のサービスも提供しています。キャンペーンの概要、要約の作成、広告掲載結果の概要、ブランド管理レポートを自動的に生成できます。

しかし、そのコンテンツはドライなものだけである必要はありません。たとえば TROBO(https://mytrobo.com/)は楽しくパーソナライズされたストーリーを通して、科学、技術、工学、算数を2歳から5歳の子供たちに教えるぬいぐるみのコンパニオンを作っています。

 

 ウェブサイトを設計する 

ウェブサイトの手作りは、今や人気商品となっています。プログラミングなしで、誰にも簡単にウェブサイトを作成できる無料や低コストのプラットフォームがたくさん出回っています。ただこれらのウェブサイトには品質保証がなく、サイトのレイアウトや要素を変更してコンバージョン率を高めることは必ずしも容易ではありません。

Gridは、ウェブサイトの設計をアルゴリズムで生成し、ユーザの行動に基づいてそれらを改善することによって、「自分自身をデザインする人工知能ウェブサイト」を提供しています。詳細はこの説明ビデオ(https://www.youtube.com/watch?v=OXA4-5x31V0)をご覧ください。

 

参考記事

Seven ways artificial intelligence can be used for marketing

 

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